2012年05月19日

ジロ・デ・イタリア2012 第13ステージ

第13ステージ
リザルト@CN
http://www.cyclingnews.com/giro-ditalia/stage-13/results

カヴェンディッシュ、3勝目!!
スタートは現地時間の14時。というのも第13ステージは今大会最短の121qだから。それも3q手前からゴールに向かってはほぼ一直線。ここまでのマニアックなレイアウトが嘘のような、スプリンターお誂え向きのステージ。

20qほど残して逃げを吸収したプロトンの先頭を、FDJやラボバンクが陣取る。途中からはグリーンエッジが台頭、SKYが現れたのは10qを切った頃だ。直線に入ってからSKYがスピードに乗りきれず、すかさずカヴは横を走るグリーンエッジに乗り換え、ハンターの後ろについたまま加速、一瞬足を緩めながらも再加速し、3勝目を示す三本の指を立ててゴールラインを割った。うーん。今日のカヴには珍しく隙があったのだけれど、(もし前が空かなければ足を残してゴールしていただろうし)とにかく勢いでねじ伏せてしまった。

今日も中間スプリントポイントを稼ぎ、がっちりパッショーネを手中に収めた感のあるカヴェンディッシュだが、表彰台の冴えない表情が気になる。こりゃ、帰宅命令出ちゃったかな?

☆マリア・アッズーラ
昨日から山岳賞ジャージを着ているオメガファーマ・クイックステップのゴラス。
ポーランド人選手がジロの山岳賞ジャージを着るのは初めてなんだとか!
今年のジロはやはりサプライズづいているなあ。
本命のいない総合争いと言われる中で、マリアローザにも適用されるだろうか。

2012年05月18日

ジロ・デ・イタリア2012 第12ステージ

第12ステージ
リザルト@CN
http://www.cyclingnews.com/giro-ditalia/stage-12/results

今年ロットへ移籍したバクがステージ勝利を上げた!
バクといえば、HTC時代レース中盤の40q〜100qくらいを1・2人のチームメイトと牽き倒していた選手。中継が始まった頃には、彼の仕事が終わっていることもあった。中〜高速での牽引を得意とするTTスペシャリスト。個人的には、CSC時代のよく逃げに乗っているイメージの方が強い。今年はロットへ移籍したと聞いて、グライペルの牽引役として呼ばれたのかと思っていたら、逃げた上に数少ないチャンスを物にした。本当におめでとうございます。

そういえばエネコツアーなど、逃げた小集団の中から、残り5qくらいでアタックしてそのままゴールというのが彼の勝ちパターンだった。とはいえ逃げ集団のメンツ、集団とのタイム差、幾多の駆け引きの中で、一瞬過ったチャンスの尻尾を掴むのは至難の業だ。閃きを信じて踏み出す、強靭な意志で立ち向かう。格好いい!

カザールがマリアローザかステージ勝利かと、色めき立つtanizaki家。
結果は、結果は・・・っ!(泣)

アシストのプロとして、リザルトには残らない仕事を積み重ねてきた選手が、次々にステージ勝利をあげる今年のジロ・デ・イタリア。平坦ステージ、山岳ステージと、どれもひと癖あるコースレイアウトに翻弄されながら、折り返し後半戦に突入する。

☆フランク
周回に入る前から遅れていたフランク。実は集団の中で前に上がれなかったこと、クラッシュで道が塞がれてしまったことが重なり、先頭集団に復帰できなかったらしい。それをラスムッセンとヴァンデヴェルデのせいにするのはどうかと思うわけですが。(第11ステージ終了後の各選手コメントhttp://www.cyclowired.jp/?q=node/83756) レディオシャックのチームメイトたちはどうしていたんでしょうか。レース終盤に集団の中程に位置取っていたのがそもそも問題だと思ったり。なかなか調子が上がってこないんでしょうか心配です。

2012年05月17日

ジロ・デ・イタリア2012 第11ステージ

今大会最長255q!
ジロもトスカーナの北部までやってきた。
アシッジをスタートして、ゴールはモンテカティーニ・テルメ。ローマ時代から続く有名な温泉地! フィレンツェから電車で20分ほど。ゴール後ヘリの空撮で優美な建物が観れたが、どうやら温泉施設のよう。人口2万人ほどの街の中に、ホテルだけでも200以上点在しているというのだから驚かされる。

優雅な観光地とは裏腹に、ゴール前は手の込んだレイアウト。周回に入ってからの4級山岳、多少遅れても下りで挽回できると思われたが、ゴール手前1000mの区間に3つのカーブが含まれた、想像以上にテクニカルなコースだった。

第11ステージ
リザルト@CN
http://www.cyclingnews.com/giro-ditalia/stage-11/results

先日の出来事を拭い去るように、フェラーリがステージ勝利!
ひときわ大きく右手を振り上げる姿は、清々しいものだった。
本人もホッとしたのではなかろうか・・・。

今日も今日とて、ゴール前で落車発生。
最後深い右カーブで牽引していたアシスト選手が滑り、不規則な走行になったところで、一度足を緩めることになったカヴは、そのままフェラーリに内側から追い抜かれ、リカバリー追いつかず4位に沈んだ。残り3qほどで完璧なトレインを作っていたSKYだが、こればかりはどうしようもない。コースレイアウトの妙というか、落車に巻き込まれなかっただけマシと思うべきか。(曲がりきれず道路端の柵に突撃して行った選手は無事だったろうか)

とはいえ、ステージ勝利&地道に稼いで、マリアロッサ・パッシオーネを手に入れた。
相変わらず表彰台で沈んだ表情のカヴェンディッシュだったが、まさか本当にジロを完走するつもりなのか。そもそもお国は許してくれるの? SKYとしてはオリンピックは勿論、ツールのこともある。ここで無理をさせるつもりはないはずだが・・・。

☆総合
上位に大きな変動はなし。
ただし、46秒遅れでゴールしたフランクが、2分11秒差の23位まで後退している。
ちなみにフランクと同じ集団でフミもゴールした模様。

2012年05月16日

ジロ・デ・イタリア2012 第9〜第10ステージ

第9ステージ
リザルト@CN
http://www.cyclingnews.com/giro-ditalia/stage-9/results

痛恨の寝落ち!
「わあっ!」という叫び声で目を開けたら、ピッポが吹っ飛んでいくところだった!
ゴール手前の最終コーナーで体勢を崩したピッポを発端にして大クラッシュ。カヴらスプリンターたちが次々巻き込まれたようで・・・。相変わらず易々とスプリントさせてくれないジロの平坦ステージであった・・・。

大混乱の中、両手を上げてゴールに飛び込んだベントソ。
コーナーをくぐり抜けた少人数でのスプリントを制しモビスタに勝ち星。


第10ステージ
リザルト@CN
http://www.cyclingnews.com/giro-ditalia/stage-10/results

世界遺産でもあるアシッジの劇坂を制したのは、ホアキン!!
美しい街並みの中、細く急な坂道を駆け上がった。

個人TT、チームTTと苦手なタイムトライアルが足を引っ張るどころか、ここまで他の総合争いのメンバーたちから逆にタイム差を稼いでいる。こつこつボーナスタイムを稼ぎ、この第10ステージでマリアローザを手に入れた!

今回ゴール手前の2qあたりから始まるアシッジの坂は、二段階方式。
一度登り300mほど下ってからもう一度登る。後半の登りは最大勾配15%、登り口が急で、少し緩んだあと、最後の最後200m手前でまた厳しさを増すという、トリッキーな登りだった。コースプロフィールでは読み取れない細かいアップダウンを、地元のイタリア人から事前に聞かされていたと言う。200mまで行きたいのをぐっと我慢して、ここぞと飛び出したようだ。ゴール後にモレーノと抱き合っているのが微笑ましかった。

途中の下り直前で、ウラン君が飛び出したのを見て叫んだ自分が早計でした・・・。
新人賞はおあずけだ!

☆オシッジ
イタリアの街並みは建物の屋根が赤茶色をしているところが多いのだけど、この町は外壁と屋根まで白っぽい土色。混然としていながら、中心にあるサン・フランチェスコ聖堂を基点にぎゅっとまとまった、小さいながら本当に美しい街だった。この大聖堂はカトリック教会の巡礼地であり、イタリアの聖地のひとつなんだとか。

☆ポッツァート未出走
【Pozzato out of Giro d'Italia with broken hand】
http://www.cyclingnews.com/news/pozzato-out-of-giro-ditalia-with-broken-hand
前日クラッシュの引き金になってしまったピッポ。
やはり骨折していたようだ。オリンピックのこともあるし大事を取ってと。
ちなみにジロには、イタリア代表監督ベッティーニも帯同しているらしいです。

☆総合
1 Joaquim Rodriguez Oliver (Spa) Katusha Team   40:27:34
2 Ryder Hesjedal (Can) Garmin - Barracuda       0:00:17
3 Paolo Tiralongo (Ita) Astana Pro Team         0:00:32
4 Roman Kreuziger (Cze) Astana Pro Team       0:00:52
5 Benat Intxausti Elorriaga (Spa) Movistar Team
6 Ivan Basso (Ita) Liquigas-Cannondale         0:00:57
7 Damiano Caruso (Ita) Liquigas-Cannondale      0:01:02
8 Dario Cataldo (Ita) Omega Pharma-Quickstep    0:01:03
9 Eros Capecchi (Ita) Liquigas-Cannondale       0:01:09
10 Rigoberto Uran Uran (Col) Sky Procycling       0:01:10
このあとにスカルポーニ、ポッツォヴィーヴォ、フランクと続く・・・。

2012年05月15日

F/Z19

父親を殺し島を出たあと、切嗣はナタリアのもとで数年を過ごした。
狩人として、戦う術を学ぶ日々。

シャーレイを殺せなかったこと、その結果、島中の人々を死なす羽目になったことが、切嗣にとって大きなトラウマとなっている。また、魔術師とはいえ実の父親を殺したことが、少年の成長に大きな影を落とした。ナタリアと世界中で仕事をこなすうち、島の出来事がさして珍しいことでもないと知った彼は、一人でも多くの人を救いたいと願うようになる。幼いとき漠然としていた「正義の味方」願望が、現実を目の当たりして、具体的な形へと成っていく。父親のような人間をすべて殺し尽くす。それは「魔術師殺し」として生きていく理由になるのと同時に、その道程こそ自らが犯した父親殺しの正しさの証明になる。

あるときナタリアのもとにひとつの依頼がやってきた。蜂を使い屍食鬼を増やす魔術師を殺害するというもの。以前取り逃がした因縁もあり、ナタリアはその魔術師を追ってジャンボジェットに乗り込んだ。そこで異常事態が起こる。魔術師を殺害したものの、体内に仕込まれていた蜂によって、300名ほどの乗員乗客全員が屍食鬼となってしまったのだ。そんな中コックピットまで辿り着いたナタリアは、なんとか空港に着陸しようとする。

何があろうと生き残る。
師の信条の完遂を、誰より願っていたのは切嗣だったろう。だが300もの屍食鬼を地上に解き放つことはできない。蜂一匹も地上に辿り着かせないためには、空港へ侵入する前、ミサイルの射程距離の範囲内で、ナタリアの乗った旅客機ごと撃ち落す。「なにをするべきか」切嗣にはわかっていた。ナタリアが屍食鬼を殺し尽くせなかった時点で、選択の余地はなくなった。

爆発し墜落する機体を見送りながら、切嗣は声を上げる。
このとき切嗣が滂沱の涙を流しているのが印象的だ。まだ魔術師殺しとして機械が完成する前という描写だろうか。父親が島を出て研究を続けていけばやがて同じ悲劇が繰り返されただろう。ナタリアを救うため旅客機の着陸を許せば地獄絵図が待っていただろう。そのどちらも回避できた。結果だけみれば、大勢の人たちから称賛される素晴らしい行為だ。だがその正しい行いは、大切な家族を殺すことを代償としている。

正義の味方になりたいと願った少年は、正義を為すための大きな対価を知った。
父を殺し、母のような人を殺してでも「正しさ」を選択した己を、切嗣は死ぬまで赦せないはずだ。だからこそ理想への歩みを止めるわけにはいかない。これまでの代償を正義のためだとするなら、すべてを投げ打ってでも進むほかはない。この日から、彼は魔術師殺しとして一人立ちする。紛争地域で傭兵まがいのことをするのも、きっとこのあとだ。自らを死地に追いやり、死ななくていい人間を一人でも救うため、無我夢中で戦いの日々に埋もれていく。


小説ではナタリアがどんな想いでいたのか、本当に生きて帰るつもりだったのか、全部わかった上で切嗣と話していたのではと考えていたのですが、今回死に際でナタリアが微笑んでいるように見えて、原作の切嗣はこれを知らないんだと思うと、なんもかも放り出して叫びたくなった。原作のパパさんもすごく切嗣のことを愛していて、ナタリアも切嗣のぜんぶを理解していて、アイリやイリヤ、舞弥、みんなから愛されてるくせに、そんな自分を赦せない切嗣ってのがやるせない・・・。切嗣の考察は、あとで死ぬほどやりたいと思っている。

☆話数は足りるのか
まだ原作で丸々1冊分残ってますけども。
うーん。綺礼や舞弥の心情のあたりはカットカットかなあ。
それでもぎゅうぎゅうになりそうな予感がします・・・。

☆魔術刻印と起源弾
苦しげに漏れる息とか呻き声とかエロかったなああああおおい(悶絶)
入野さんの声も良かったけど、小山さんボイスありがとおおおおなんというご褒美!!