2008年06月10日

紅 第7話

紅 1

紅 第7話「女」

女の喜びを語る環は、紫を連れて大学へ行く。

環の意外な一面
紫にとって環は、自由奔放で快活で、外の世界の象徴のようなものだったはず。だから五月雨荘の中でも急速に懐いた(失礼)んだと思います。ところが、大学で環の別の一面を見てしまう。

男に合わせて黙っているだけの都合の良い女は駄目だという環は、彼氏が変わる度、服のセンスまで変わってしまう女友達から、何度も彼氏を奪ってきたらしい。都合の良い女を馬鹿にし、女友達の怒りの表情を見て、満足気な環は一見自信に溢れて見えます。しかし女友達から何度も彼氏を寝取る行為は、まるで自分の優位性を確認しているようでもあります。もし環が彼女たちより自由で本当の意味で楽しんでいるのなら、彼女たちより優位な自分を見せる必要などないはずです。

そして環の彼氏登場。
「別れよう」と言う彼に縋る環。結局都合の良い女の方が可愛くて男に愛される女なんだと震える環の姿は、紫にとって衝撃的だったはず。自由を謳歌しているように見えた環が、実は自分の内面に一番縛られ不自由であったこと。外の世界だからといって、決して自由だとは限らない・・・。女の幸せとは何なのか?

個人的に言わせて貰うと、強気な女でも好いてくれる人はいます。なにもカワイ子ぶる必要はない。ここで環が言った、相手を思いやって相手に少しくらい合わせることも必要が正論。彼女だって理屈ではわかっているんですよね。でもできない。そこに葛藤がある。

蒼樹の不自由、環の不自由、女の。
それは、もしかすると和子さんも同じかもしれません。
環の姿を見せたのはその伏線?っつーのは穿ちすぎかあ。

蒼樹さんの自殺
九鳳院に娘を残して彼女が自殺する流れがイマイチ理解できなかった。束縛され何一つ自由にできなかった彼女が、唯一選択できたのが死だけ、というのは悲しすぎるなあとかそんな単純な感想しか思い浮かばない。紫を外に出す算段をしておいて、見届ける前にとはこれ如何に? 蓮丈が九鳳院の血筋としての務めしか果たさなくなったことがショックだったのか、紫を奥の院に入れることへの抗議だったのか。

今回、紫の居場所がバレてしまいました。
しかし九鳳院の力を持ってしても、五月雨荘の存在が今まで見つからなかったことの方が不思議。それだけ蓮丈にも多少の情けがあった、ということかな?

公式HP
http://www.samidareso.com/


  
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