2011年10月18日

2011秋アニメ 簡易感想(3)

今日は早く帰ってこれた!やっほい!
ということで久し振りに平日更新です。

未来日記
てっきり由乃が主人公だと思ってました。
自分の世界に引き籠っている雪輝に痛い痛いと思いながら、でも主人公なのかと肩すかし気味だったのですが、蓋を開けてみたら、イっちゃってる度合いMAXな由乃ちゃん登場で、やっぱり彼女が主人公で正解!という。ゆっきーはヒロインなのかそうなのか。日記保持者全員集合では、めでたく全員からターゲットにされてしまうし。あれはデウスの誘導のようにも見えましたが。

各々の日記の機能が違うようなので、そこから戦い方のバリエーションも増えていきそう。心理戦になってしまうとアニメで理解できるのか、楽しめるのか心配ですが、もうしばらく様子見ですね。ネタバレだけは踏まないようにレビュー巡回したいです。

Fate/Zero
面白いじゃないか!
結局前作は観れずじまい。
聞き慣れない単語の連続で、一体どういう漢字を書くのか想像もできない単語が多くて困る。しかしそんなことは些細なことで、英霊と人間それぞれのキャラクターは勿論、その組み合わせによって色んな見方ができて、大変お得な作品だと思います。

個人的にキャラ萌え、シチュエーション萌え体質なので、不幸オーラ出まくりの雁夜組や、幸か不幸か相性抜群な龍之介組、葛藤が続きそうな切嗣セイバー組など、とても美味しいです。蟲や血描写など相変わらずのニトロプラス、いや虚淵玄原作なので、ある程度元気じゃないと辛いところもありますが、そこは萌えで乗り切りたいです。

前作に続く終わり方になるはずなので、ある程度まとめつつも、結果は先送りという展開になるのか。前作の視聴はすべて観終わってからにした方が良いかもですね。今期の萌え作品になりそうで楽しみな反面、あまり気持ちを入れすぎると鬱展開で心が折れてしまいそうでとても不安ですよ・・・。

2011年10月17日

2011秋アニメ 簡易感想(2)

ギルティ クラウン
ノイタミナでは珍しいロボットアニメである。
GHQとレジスタンスの戦いかと思ったら、どうもゲノム解析か何かの研究所が一枚噛んでいるようで、これが三つ巴になるのか、いろいろな展開が予想されます。が、残念ながらこれはキツかった。ネタアニメとしては観れるかもしれないけど・・・。

曰くありげなトラウマと研究所から持ち出されたブツによって主人公の力が現れるのですが、過去の出来事にウジウジしている主人公がまず鬱陶しい。ゲノムを奪うって重要な任務を少女一人に任せたり、その少女がヒラヒラとまるっきりステージ衣装な恰好で任務にあたるようすが、研究所って意外に大層なところでもないんじゃないかと思えて萎えた。(主人公の力の発現を観察しているような研究員が映っていたから、実験のためわざと持ち出しさせたとも思えなくはないのだが。だとするとレジスタンス側にスパイが混ざっている可能性も出てきますね) レジスタンスのリーダーは決めポーズで登場→主人公にゲノムを託すとか、ロボットを思念波で操縦している設定とか、とか・・・っ!

とにかく全体を通じて厨二病臭が鼻についてしまい、物語に入り込めなかった。
絵はとても綺麗です。歌う少女のようすなど力入ってるなあと思います。
アニメらしいアニメってこういうんですかねえ。
個人的な好みなので、きっと面白いと思われる方もたくさんいらっしゃると思います。

君と僕。
2話まで視聴済。
4人の関係性がとても丁寧に描写されています。
なにかに似ていると考えたのですが、グリーンウッドに似ているのかも。ただし、一人の主人公に絞らず、登場人物の人間関係によって成長を描いていくところは現代らしい手法。例えば悠太は悠希や要に対してはお兄ちゃんぽいけれど、春の強さは認めていて、本当は4人の中で一番常識人なんじゃないだろうかとか。同じキャラクターでも相手によってコミュニケーションの方法が変化することをちゃんと描いている。それもさりげなくというのがニクイ。

ただしかなり淡々と進むので、1話のテンポで好き嫌いが分かれそう。
自分は双子の見分け方をたまに忘れます。
というか、声優さんの声がそっくりでびびった。意識しないと聞き分けられない。DVD発売CMなんてユニゾンってると左右どっちかさっぱりわからない。それとも自分の年のせいかな(汗) 現役の子たちは簡単に聞き分けられてるんでしょうね・・・はは・・・。

2011年10月16日

2011秋アニメ 簡易感想(1)

ちはやふる
ポジティブで力強い原作の魅力が再現されています! 
競技かるたの面白さとか、スポーツもののような熱い展開とか、いっぱい言いたいことはあるけれど、いいからとにかく1話観て欲しい。

演出や人物描写に余裕を感じるのは、2クールだから?
かと言って冗長なところもなく、面白く仕上がっています。

アニメになって動く千早が可愛い!
特に彼女の空気読めなさ、バカだけど大事なところは本能で理解している感じが、よく出ています。いやほんと原作そのままで驚きました。この憎めなさも千早の魅力ですね。教育ママの存在で太一が必死な理由も仄めかされており、この小学生編で新含めて主人公三人をしっかり描こうとしているのがわかります。

原作のどこまでやってくれるのかなあ。
ちなみに心配していた読手の方は、ちゃんと協会の方に頼まれていました。
高校生になって大会出場まで進んだときにどうなるのか、聞き比べも楽しみです。


UN-GO
探偵ものとしては亜種です。
一人の特異な存在と特別な能力なんて設定は、推理ものとして破綻しやすい傾向にあるのですが、「因果」と新十郎の二人が事件に関わる理由がありそうなこと、ある程度能力に制限を施していることで、しばらく推理ものとしての態を取ることはできそうです。

それにしても・・・。
加納が死んだ直後に舞台の上で奥さんが喋り出すくだりは、古き良き横溝などを彷彿とさせられて、思わず吹き出してしまった(笑) 「あなたたち警察が主人を殺したのよ!」とか急に感情的になって叫ぶところとか、あるある。戦後、外交、政治、上流階級といったキーワードを使って、近未来と言いながら当時の雰囲気を良く出していると思います。うまいですね。これからが楽しみです。推理の部分はパロディとして気楽に見ることにします。

ところで新十郎にきた招待状の送り主は誰だったのかな。
新十郎と麟六の緊張関係も見どころですね。

2011年10月16日

輪るピングドラム

14話まで観ました。
訳がわからないまま追いかけてきた作品ですが、折り返し地点です。
12〜14話を観てぼんやり感じたことを、まとめておこうと思います。

初回感想の際に上げた疑問のひとつ「最愛の妹を失くしても仕方ないほどの罪」とは、16年前に彼らの両親が起こした事件のことを指していました。しかし「これで罰が終わりじゃつまらないでしょ?」「そのとおり!」と、陽毬は二度死んで二度生き返ります。一度目はクリスタルによって、二度目は眞悧によって。

運命について、登場人物たちが独白しています。
「思わぬことも起こる、それが運命。悲しいことも起こる、それが運命。でも、そこにはきっと意味がある」 成長した苹果が辿り着いた答え。日記の中の運命を盲信していたときと同じく「運命って言葉が好き」とそのあとに続く台詞です。

両親の一件によって、おそらく相当辛い時間を過ごしてきたであろう冠葉と晶馬と陽毬。加害者の子供たちとして、自分たちが不幸であることは当然なのだと、一方で苛立ち、一方で色々なことを諦めています。そんな彼らでも、陽毬の命だけは諦められない。

運命のレールから脱するにはピングドラムが必要であると、クリスタルは告げます。運命という概念が世界に存在するのか、そのルールが人生を支配しているのか確認したい眞悧。その二人が揃って三兄妹の行く末を見守っている。

運命を変える。
この作品のテーマはそこにあると思っていたのですが、どうやらもっと根底からのメッセージを感じます。
(妹の死、二人の男の子、リンゴといったキーワードでつい宮沢賢治と結びつけがちになってしまいますが)辛いこと理不尽なことを「運命」だと言葉で括ることは簡単だけれど、それをどう捉えて生きていくのか、そんなことを考えたりしています。

14話で、陽毬を救う薬を買うために大金を集める冠葉に、眞悧はさらに上乗せを要求します。「相場がある」のだと。こうしている間にも飢餓や戦争で失われていく命があるのだからと。その一方で、13話では金を払うと言った冠葉に、大切な家族の命の対価にそれが見合うならと告げています。結局、眞悧は肯定も否定もしていません。

ゆりは桃華の死を受け入れられずにいます。
加害者がもし目の前に現れても、どうしたらいいかわからないと多蕗は言います。
事件の日に生まれた苹果は、晶馬の辛そうな姿を見たくないと思っています。
被害者の家族にはどうやっても償えないと晶馬は苦しんでいます。

事件を発端にして定められた彼ら彼女らの立場。
例え運命を変えても、そのまた新しい運命の先で別の苦しみが生まれる可能性もある。
「全てがもし決められていたら、僕らはどうしてもがくのだろう」
注目すべきは、悲しみや苦しみを消化できない兄弟やゆりを、決して悪く描いていないという点です。ショッキングで強引なのは手段であって、彼らがもがくさまをありのまま描いているとも言えます。諦めたり昇華したように振る舞いながら、それでも彼らは「どうしてもがく」のでしょうか。

ゆりにとって桃華は「砂漠の向こうに見えた花」「暗闇の光」でした。
花を、光を、ゆりは失ってしまった(と思っている)のです。

13話、挿入された眞悧の独白が、ずっと気になっていました。
「彼女に出会うまで僕はこの世界に一人だったからね。僕に見える風景は僕以外誰にも見えない。僕が聴こえる音は僕以外誰にも聴こえない。でも、世界中の人の声が聴こえていたんだ。世界中の助けてって声が聴こえていたんだ。本当だよ」
他人には見えない聞こえない世界を見ている・聞いている私を(君を)肯定しながら、果てしない孤独を感じさせる美しい台詞です。優しくて残酷な、この作品そのもののようです。

もしかすると、最後に陽毬は本当に死んでしまうのかもしれません。
闇ウサギを呼び込む眞悧と、彼と同じものを見ながら彼を否定するクリスタル。両者は陽毬の命を繋ぎ止めてはいるけれど、二人に陽毬を救っているという感覚が見受けられない。(陽毬自身がどう捉えているのかはまだわかりませんが、妹の死を二度も体験することになった兄弟の苦しみは想像できるものではありません)

乙女チックなアイテム、コロコロと動きまわるペンギンの可愛らしさと、エロティックで、非情とも思える出来事の連続。大きな振れ幅に翻弄されながら、今は夢中になって追いかけていくしかないようです。

2011年10月09日

P4A 第1話

persona4 the ANIMATION
#01 You're myself, I'm yourself

主体性のない主人公がペルソナの発動により別人のように見えたり。性格の一部分を単調に描かれている整然とした雰囲気の同級生たちを見ていると、ペルソナにより抑制された自己と向き合いやがて解放されていく彼らの物語が見えてきます。ああ、これこそペルソナですね。

ゲームの雰囲気がよく出ていたと思います。
ベルベッドルームから、初めてのシャドーとの対戦まで。おそらく導入部分として「ジュネスで小西先輩(事件の第一発見者)と会う」イベントがキーになっていて、主人公が事件に巻き込まれていくとっかかりなんでしょう。イベントが連動していくような展開はとてもゲームらしくて、驚きました。ジュネスのCMソングで奈々子ちゃんが踊ってましたが、あれも原作どおりなんでしょうか? とてもペルソナらしい小ネタです。花村の軽い感じとか、若干すべってるところなんか、これまた更にペルソナらしいなと(笑)

ただ残念ながら、今回それが裏目に出てしまっている感があります。
イベントを繋ぎ合わせたような展開は、アニメとして見ると繋ぎ目が唐突で、テンポを悪くしてしまっていますね。ゲームはゲーム、アニメはアニメ、それぞれ向き不向きがありますから。2話以降で改善されることを願います。

1話目は、ユーザーへのファンサービスの色が濃かったかも?
インサートされる日付、BGMとか、テンション上がりまくり!
原作を大切に扱ってくれていることが、とてもよく伝わってきました。
鳴上のペルソナ出現シーンは、これこそ主人公と思える格好良さ。
あとはアニメとしてどれくらいテンポよく見せてくれるのか、期待したいです。

☆天気予報
マヨナカテレビの噂にも雨の日と入っていたし、日付にお天気マークがくっついていたのは、なにか意味があるのかな。

☆イザナギ
主人公のペルソナは「イザナギ」
予告でアルテミスっぽいのが見えたけど、今後どんなペルソナが登場するかも楽しみです。


ちなみにP4は未プレイ。
ペルソナは2罪と罰までプレイ済です。

2011年10月02日

BLOOD-C 12話 わすれじの

「忘れじの行く末まではかたければ 今日を限りの命ともがな」
未来永劫変わるものなどないと信じることはとても難しい。それでもこのときこの瞬間の想いを留めておこうと思うくらい許されても良いのではないか? 委員長が言ったとおり、洗脳状態の小夜も小夜の一部であったとしたら、少なくとも文人の賭けは半分成功したと言える。

この作品でなにがしたかったのか。
やはりここで何度も書いているとおり、「小夜がなぜ人間を守る側になったのか」というBLOODシリーズの根幹部分にメスを入れたと、わたしは思っています。(まあ、これは以前からわたし自身の疑問であるせいかもしれませんが)

そして解は映画に持ち越されました。
予告の「復讐」とは、文人へ対する小夜の感情なのか。
しかし彼女がなんのために復讐するのかがわからない。
人間を守ることを約束させられ、しかも餌と呼んで人間を古きものに与えていたことへの怒りか。人間を守れなかったことへの悲しみか。血を使われて唯芳含め古きものたちを使役していたことへの憤りか。文人たちに捕えられた過程もわからない現状では、小夜が人間を守る側・政府の側に立つまでの流れが見えてこない。
一番欲しかった答えが持ち越されてしまった。
しかも来年の6月公開予定とか、お、覚えてられる自信がない!!

さてこれまでの考察との齟齬だけ記しておきます。
自戒のために。ついでに残っている謎も覚え書き。
以下、長文です。

1)小夜の力が半減している
文人側によって大量に血液が抜かれていることが原因。しかし「人間を殺せない、殺せないなら守る」という契約によって、記憶とともに一部封印されている可能性は残ったまま。この契約は文人に捕まる以前からなされていたようで、小夜が誰と結んだものか、文人にもわからない様子。小夜の戦い方が稚拙だったのは、やはりわざとでしたね。本気の小夜の最強ぶり半端ない。

2)小夜の同族はいるのか、いたとしたらそれは誰か
文人か四月一日かと想像。半分人間半分古きものだった唯芳がそれに近い描かれ方だったが、真相は持ち越し。文人の、双子や時真への若さに対する言及に、またつい勘ぐってしまう。

3)唯芳って結局なんだったの?
文人が言った「小夜を捕まえるための彼をまず手に入れて」の彼は、唯芳を指していたのか? 半分とはいえ人間の血が入っているなら、小夜には切れないはずなんだけど。あの光が見えた瞬間バッサリいったところを見ると、やはり小夜の封印の元はあの刀なのか。小夜の捕獲のとき文人のそばにいたのは、やはり唯芳だったか。あのときはまだ小夜の血はないはずなので、なにかを条件に従っていたのでしょう。或いは、人間と古きものが交わって生まれた・・・って、それまさかあんたたちが作ったってキメラ的な意味じゃないよね?

とにかく、これまで人間を(約束を)守れなかったという事実に苦しんでいた小夜が、唯芳の死を悼んで涙した、というのが最大の変化だと思います。それを見ずして文人が背を向けたのは意外でした。

4)朱食免を使い古きものを管理する任務によって、文人は動いていた
古きものがなぜ文人の言いなりになっているのか疑問だったのですが、小夜の血液によって使役されていました。大量に抜かれた血には二重の用途があったのですね。また、小夜をコントロールしたがっているのが人間側であることも明かされ、小夜の意思に関係なく、朱食免と天敵の小夜を使って古きものを更に抑制しようとしていました。

前回登場した護符・鈴、今回登場した呪の仕込まれた鏡などを見ると、CLAMPだなあとしみじみ思うわけだが(笑)、相当の術士がついていると考えるべきか。彼自身が使い手なのかは不明。(普通に術士とか呪いと単語が出てくるあたりCLAMP病だと我ながら思う。大好きなのCLAMP)

鏡を割った途端飛び出してきたやつは、人間を食べることより、人間で遊ぶことを優先していた。真っ二つにされて大量に血液を放出しても復活したことを鑑みると、古きものではないように思う。まさに化け物。不要なエキストラを掃除するために、人間が作ったものに思えてならない。やつらを作った者が文人側にいるはず。

5)文人は何者なの?
東京都知事云々はもうなんというかやりすぎな感満載なのですが、まあCLAMPだから仕方ないwww 古きものの怖さはわかっていると言っていたくらいですし、小夜を手に入れるだけでなく、彼女をコントロールして人間を守らせようと画策している、この強かな貪欲さは人間特有でしょう。他者に関わらない古きものと違って、小夜に対する文人の執着は、とても人間らしいと思う。実験にせよ、彼のやり方には深い業を感じます。もっと合理的なやり方があるはずなのに、何故この方法を選んだのかと問われたら、「こっちの方が面白そうだったから」とかサラっと言いそうなところとか。そんな空気感が、彼を人間でありながら人間でないように見せているのかなと。

6)誰がなにを四月一日に願ったのか
小夜と交わした、「小夜自身が変わらないこと」が願いでした。
これあっさりしてましたが、新しい謎が増えましたね。

注意:実際あの犬が四月一日とはハッキリ描かれてないんだけど、「願いを叶える店」の話と中の人からほぼ確定させてしまっています。HOLiCネタバレ(侑子さんが戻ってくるまで店主となった彼が、長い年月その仕事を引き継いでいることと合わせると、小夜と同じくらいの年月は生きていそう

7)「変わらないこと」とは、なにを指しているのか
ポイントは、文人に捕まる前に願った、という点です。
話の流れから、つい実験によってコントロールされないように願っていたのか、と誘導されかけましたが、文人に捕まることを予期できたとは思えませんし、ましてや事前に実験の内容がわかるはずもないのでこれは却下。「人間を食べない、だから守る」という契約そのものが願いなのか? しかし個人の資質を変えるほどの願いは、大きすぎると思います。では契約が破られないように、未来永劫変わらないように願った、というのもなんだかしっくりきません。

8)小夜の意思はどこにあるのか
前回期待した点はうやむやのままになってしまいました。7)で上げた、不変を願うほどの自分自身、小夜がなにを指して願ったのかは、映画で明かされることでしょう。やはりここでも、「小夜がなにものであるか」という謎にぶつかってしまいます。

9)願いはわかりました。では対価はなんだったのか
四月一日の存在からHOLiCの設定そのままを踏襲しているはずので、彼女の願いが本当の意味で明かされたとき、対価も、どうしてそうなったのかもわかるはず。


結論。
前回立てた予想
残る謎が「四月一日が誰の願いを叶えるために小夜の近くにいるのか?」のみと言ってよい状態なので、HOLiCもすでに映画化してますし、四月一日の存在と願いをまとめて映画まで引っ張る気でいるなら

がまんまと当たってしまったわけだ。

四月一日の存在がなければ、BLOODシリーズを描けなかったのか、という大きな問題を孕んだまま、来年の6月を待たねばなりません。四月一日の存在がなければ、BLOODシリーズを描けなかったのか、という大きな問題を孕んだまま、です。大事なことなので二度言いましたよ? もしわたしの予想どおり、「小夜」という存在自体にメスを入れるつもりだったなら、他作品から設定を引っ張ってくるのは反則だと思います。BLOODとHOLiC両方のファンとしては、腹立たしいというよりも、とても残念な気持ち、というのが正直なところです。

間違えないで頂きたいのは、決して批判ではないということ。
丸々3話なにも描写しないことで、視聴者に注意を投げかけ続けた手法は、本当に凄いと思います。漫画や小説ではよくありましたが、ここまで徹底されたことは評価されるべきです。だからこそ、残念なのです。ここまで手の込んだ演出を取ったのに、どうして他作品の設定を(本人が関わっているとはいえ)持ち込んでしまったのか。できることなら違う方法でこの結論が見たかったです。驚きの手法に期待が膨らんでしまった。勝手な言い分ですね。スタッフのみなさんごめんなさい。だから期待外れとは言いません。ただHOLiCの設定がなくても、出来たのではないかと言いたいのです。もっと凄いこと出来たんじゃないのって。予想外の結果に、寂しい気持ちと言った方が適切かもしれません。

不満ばかりで終わるのももったいないので。
全体的に考察しがいのある作品だったと思います。雰囲気づくりが上手いというか。繰り返しを描くことで世界が修繕され続けていることを3話使って描き、7話にしてこの町が隔離されていることを示し、11話では主観の反転まで体感させられ、特に11話は久しぶりに鳥肌が立ちました。疑り始めると際限がなくなるあたり、漫画考察に近かったかもしれません。実際、考察というより妄想で補うみたいなところもありましたが(笑) あとは視聴者が答え合わせしやすいように、もう少し優しいつくりであれば、もう少し受けたと思います。妄想でも考察でも、ある程度答えやヒントが見えないと楽しめない、というのが持論なので。
  
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