2012年08月26日

反ドーピング問題の行方

ランス・アームストロングの件が大変なことになっています。

長く続いたドーピング疑惑による法廷闘争が収束に向かう、と同時に、ツール・ド・フランス7連覇を含む1999年から2005年までの勝利が抹消されるのではないか? 多くの憶測入り混じって大変な騒ぎになっています。

事の始まりは「2009年と2010年の血液サンプルを収集した結果ドーピングを疑うに足る分析結果が出た」というUSADA(アメリカ反ドーピング機関)の訴えだった。同時にランスのトレーナーやドクターらチーム関係者について、1999年〜2007年の間ドーピング隠蔽のための薬物所持、売買などを名目に、計3人の永久追放処分を決定。その後、3人の証言は脅迫によって齎されたものであり正当性に欠けるとランス側が上告。しかし7月、連邦裁判所はこの訴えを棄却した。USADAによる告発と処分取消しを求めて、ランスはテキサス州西部連邦地裁へ申し立てを行う。一方USADAは、連邦裁判所がランスの異議を退けるか予備判決を下す8月24日まで、異議申し立ての期間延長を発表していた。この日、ランスはUSADAへの異議申し立てを行わないと決めた。

ここ近年、元チームメイトのフロイド・ランディスやタイラー・ハミルトンの証言は、ランスにとって不利なものが続いていた。6月にUSADAが新たな証拠をもとに裁判を再開したと聞いたときは、これでドーピング問題が一気に進展するのではないかと期待したのだけれど・・・。ランスが訴えを取り下げたとなれば、USADAが抱えている(と思われる)証拠や証言、データもすべて闇の中・・・になってしまう可能性も出てきた。

彼がドーピングを行っていたのか、いなかったのか、わたしにはわからない。
わかるのは、ランスが非常に戦略的な考えで行動する人間であるということ。故に、彼がUSADAとの調停を諦めると決めたのなら、継続するよりも、過去の栄光を失ってでも得る利益の方が大きいと考えてのことだろうと思う。それが彼の言うとおり、がん患者のための支援財団での仕事を優先するためなのか、それとも噂されるテキサス州知事立候補のためなのかはわからない。(というか理由など最早どうでもいい)(どうでもいいというのは乱暴だった・・・それぞれが信じたいものを信じるのがよいと思う)(誤解がないように補足。ここで言う利益とは、なにも金銭的社会的なものだけを指していません) 

どれもこれも憶測ばかりである。
あのランス・アームストロングですらこのような立場まで追い込まれたという事実が、選手たち、自転車界全体に与えた衝撃は、今後あらゆるところへ波及していくはずだ。アンチドーピングシステムの拡充、各機関の透明性、関係者の考え方など、とにかく少しでも好転してほしいと、心から願ってやまない。

2012年08月21日

ヴァッテンフォール・サイクラシック2012

FDJのデマール、グライペルらを制して勝利をもぎ取る!!

Vattenfall Cyclassics 2012
開催:8月19日
公式:http://www.vattenfall-cyclassics.de/

リザルト@CN
http://www.cyclingnews.com/races/vattenfall-cyclassics-2012/results

デマールといえば、今年のジロ前半ではステージ4位など気炎を吐いていた選手。
ジロは第15ステージでリタイアしてしまったけれど、五輪では集団でのスプリントではグライペル、ボーネン、カヴェンディッシュに続いてゴールしていたのは記憶に新しい。フランス期待の若手スプリンター。

ブエルタの裏開催とはいえ、チェックしていなかったのが悔やまれる・・・。
とりあえず結果だけ貼り付けておきます。
あとで記事読む。

2012年08月20日

ブエルタ・ア・エスパーニャ2012 第1ステージ

Vuelta a España2012
開催:8月18日〜9月9日
公式:http://www.lavuelta.com/

ブエルタはじまってたーー!
昨年は記事にすらしてなかった・・・。(振り返ってみた)

スタートリスト@CN
http://www.cyclingnews.com/vuelta-a-espana/start-list

おかえりコンタドール!
昨年優勝してからなんとかロードレースへの気持ちを取り戻しているコーボ、ツールで苦い思いをさせられた(とネタにされた)フルーム、今度こそ実力を発揮できるかヘーシンク&テンダム、メンショフはプリトのために、バルベルデはコーボのために。アントンやヴァンデンブロック、バッランも出場しています。

とはいえ、山岳に重点を置いたコースレイアウトを見ると、どうもツールの二の舞になりそうな(2位以下争い的な)

世界選日程の煽りをうけて、いつもより2週間ほど早い開催です。
来季移籍のニュースに一喜一憂しながら、若手、中堅選手の活躍に期待したい。
あと、山岳賞5連覇がかかっているモンクティエ。

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第1ステージ
リザルト@CN
http://www.cyclingnews.com/vuelta-a-espana/stage-1/results

パンプローナで行われた16.5qのチームTT。
この街に本拠地をおくモビスターが嬉しい勝利!!

日が傾き、ゴール地点の町中で、ぽつぽつ街灯が灯りはじめるようすは、プロの辻さんでなくても、思わずカメラを向けたくなるほど、ノスタルジックで美しかった。ただしコースそのものはなかなかトリッキーだったようで、突然道が細くなったり、ゴール手前には石畳が敷かれた路地を駆け上がらなければならなかったり、そしてこの気温!(アルゴス・シマノから出場している土井選手曰く、この日気温は43度まで上がったらしい)  思うように走れなかった選手も結構いたんじゃないだろうか。

2012年08月17日

夏コミ3日目行ってきた

夏コミ3日目、初一般参加してきました。
10時半に入場しかけたとき、ちょうど空から水滴が。狩りを終えて一服に出たときには晴れてましたが、水溜りができるほどの降りだったようです。待機中は薄曇りで、わりと涼しかったです。

今回試したのは「塗るアイスノン(ジェルタイプ)」
外出前に塗って、3時間くらいは風が吹くとスーッとして気持ち良い。ただしメンソール系なので、日が出ているときはヒリヒリしてかなり痛むと思う。残ったものは家の中で休みの日使ってます。敏感肌の人にはあまりオススメできないかも。

目的は3日目の東!
噂には聞いていたものの、本当に、凄かったです・・・(遠い目)
けいおんからアイマスへ向かう激流に流されかけた・・・。
360度男性に囲まれるという貴重な体験も。
低身長のおかげで気づいたときには完全に埋もれてました。酸素が薄い!!

反面、おひとりさま率が高いのか、待機中はとても静かで快適でした。
読書に支障がまったくない。これは癖になりそうです。言葉使いの汚い乱暴な人も自分の周囲にはいなかったし、全体的に大人なイメージ。若い女子の僕っ子オレっ子率が自分の時代とそれほど変わらないのに比べて、男子はどんどん大人しくなっている気がします。

会場に入ったあとはみんな狩人なわけですが^^
買い物が終わった安心感からか、みなさん喫煙所では奔放おたトーク。
これは女子も男子も変わらないですね。一人でぼーっと煙草吸ってると面白いです。

西にいる友人のところへ合流しに行ったのですが、体感でも2〜3度くらい違いました。
企業ブースはアレですが、携帯も繋がるし、ちゃんと息ができる!(笑)
今から東に突撃します!って子たちに持ってた地図をあげたり(無事に辿り着けたかな)、完売御礼の札が並ぶ創作大手さんを見物したり、そんなことをしてるうち、ホームに帰ってきたような気分になっていることに気づく。
今回のお目当ては男性向け作品であることから、その手のポスターを貼らないなどサークルさん側もかなり気を遣ってらっしゃってましたが、通りすがりに一瞬ぎょっとした目で見られたりとか(まあお互いさまなのですがね!) どうしても肩身の狭い思いはします。自分が夢中になっていることを卑下するつもりはないのですが、ただ西でホっとしてる自分もいる。ちょっと複雑な気持ちです。

帰宅途中、台場のわんぴの特別ブースに群がる家族連れやら、花火大会に向かうカップルやらを見かけました。個人的に価値観の違う相手には気を遣うし、よほど大事な人でないかぎり端からすり合わせようなどとは思わない。相手を尊重し(た気になって)そこそこの会話で距離を取って付き合えるのに、どうして同じおたく同士だとうまくいかないのだろう。幸運にも同じジャンルを愛しているのに、男女だとかCPだとか趣味志向によってなぜ隔たりが生まれるのか。なんだかもったいないような気分になる。

1日目2日目女性向け(今なら黒バスとか?)はきっと大変だったろうと思いますが、3日目の女性向けは想像していたよりも楽だなという印象。(あくまでもこれは買い手としての印象) カートにひかれる事故にも遭わず(笑)、最後まで元気に楽しめた夏祭りでした。

2012年08月02日

ロンドンオリンピック2012 柔道(2)

昨日ウルシカ・ジョルニル選手の戦歴を書き写していたら、聞いたことのない大会名ばかりが並んでいて、わけがわからなかったので、さらに突っ込んで調べてみた。現柔道界の制度について、本当に知らないことがたくさん出てきたので、自分への戒めとして残しておきます。

■グランドスラムとは
2009年から始まったIJFグランプリシリーズに伴って、名称変更された国際大会。
「グランドスラム・パリ」はフランス国際柔道大会、「グランドスラム・モスクワ」はロシア国際柔道大会、「グランドスラム・東京」は嘉納治五郎杯東京国際柔道大会、「グランドスラム・リオデジャネイロ」はブラジル国際柔道大会のこと。グランドスラムとなり、他の国際大会に比べこの4大会の重要度は上がった。
嘉納治五郎杯の名前を見なくなったのはこのせいだったのか・・・。

■IJFグランプリシリーズとは
オリンピック、世界選手権、ワールドマスターズ(2010年に新設、前年度の男女各階級上位16名)、グランドスラム、グランプリ(ドイツ・オランダ・中国・アゼルバイジャン・UAEの5大会)、大陸選手権、ワールドカップ(世界各国で開催されている約15大会)のこと。各大会は格付けされ、成績に応じて選手個人にポイントが与えられる。重要度の高い大会ほど、上位者へ与えられるポイントは増える。重要度は、オリンピック>世界選手権・・・と上記した順番で低くなる。
開催国名ではなく、開催都市名が後ろにつくので、覚えにくいYO!

ポイントは国別ではなく、選手個人につくという点が、非常に興味深い。
この方式では、「とにかく1年間、安定的に、成績を出すこと」が求められそう。
当然ながら、怪我をしないということが大前提になるでしょうね。競技上、どうしても怪我をしやすいという問題が以前からありますが、これからは、怪我をしにくいということも、選手・競技関係者に求められていくのかもしれません。選手生命が長くなることは嬉しいことです。

ただ、消極的な、減点狙いの試合運びを助長することにならなければ良いなあと思います。

2009年〜2010年は、柔道界にとって激動だったのですね。
各大会の国別勝利数を見ると、圧倒的な日本の強さに驚きます。

ちなみに今回のオリンピックは、IJFグランプリシリーズのポイントに応じて出場枠が決まったそうなので、IJFもこれを見越して2009年スタートだったということですね。これまで柔道を観続けてきた人と、去年ぐらいから観始めた人とでは、五輪の感想も違ってくるかもです。

※IJF=国際柔道連盟

■ルール変更
・国際規定にあった「効果」は2009年廃止
これにより、一定の強さとスピードで投げられ、肩、尻、大腿部が畳についた場合「効果」とされていたものは改正後、得点にならなくなった。同時に、関節技など固技による15秒未満の抑えこみも、得点にならなくなっている。

・双手刈、朽木倒の一部制限
オリンピック選考期間中にルール改定をしないため、施行期間(2010年1月1日〜2012年12月31日)を対象にした新IFJ試合審判規定が決定。
「片手または両手で、もしくは片腕または両腕で、帯より下への直接攻撃または防御は全て禁止」
http://www.judo.or.jp/article/1336-newrule2010/attach/2010newijfrule0318.pdf
オリンピックで大型選手による双手刈(タックル)見ないなあと思ったら、これだった!!
連携技の場合は時間差があればOKとあるものの、見直さなくてはいけなくなった選手もいたのでは? 長い年月かけて身体に染みつかせた動きを変えるなんて、秒単位でも、並大抵のことではできないと思う・・・。

なんだか、まだまだありそうです。
講道館ルールと国際ルールが、徐々に一本化される方向性なんでしょうか?
どの競技もですが、3年離れると、あっという間に情報が古くなりますね。

2012年08月01日

ロンドンオリンピック2012 柔道(1)

タイトルナンバリングしてみたけど、続くかは未定・・・。

谷本さんの適度に熱くて、つねにポジティブな解説が耳に心地よくて、同居人が観ているのを通りすがりに聞いてからは、できるかぎり観るようにしてます。久し振りの柔道なので、ルールもどうなっているのかわからず観ているのですが、それなりに楽しんでます。

ただ、どうしても許せないことがある。
どれほど見事な試合運びで金メダルを獲ったとしても、あれをやった瞬間にメダル剥奪するくらいしても良いと思う。というくらい、我慢できない。天地がひっくり返るくらいの喜びだろうと思うのだけど、礼に始まって礼に終わるくらい守って貰いたいものだなあと、おばさんに近いわたしなんかは思ってしまう。でもこれが最近の流れなんでしょうねえ。相手選手へのリスペクトもない態度には、正直ガッカリします。

谷本さん繋がりで注目していた女子63kg級は、スロベニアのウルシカ・ジョルニル選手が金メダル。
始まりと終わりの丁寧な礼と、チャーミングな喜び方が印象的だったので調べてみたのだけど、あまり詳しいことはわからなかった・・・。ジュニア時代から輝かしい戦歴(国際大会で優勝数え切れず)、少し不安定な時期を経て、30歳を迎えたここ2年は安定的な結果を残していました。

2010年 - グランプリ・チュニス 3位
2010年 - ワールドカップ・バーミンガム 優勝
2010年 - グランプリ・ロッテルダム 2位
2010年 - グランドスラム・東京 5位
2011年 - ワールドマスターズ2011 5位
2011年 - グランドスラム・パリ 3位
2011年 - グランプリ・バクー 2位
2011年 - グランドスラム・モスクワ 優勝
2011年 - 世界選手権 3位
2011年 - グランドスラム・東京 優勝
(wikiより転載)

30歳というと、次回五輪は厳しいのかな・・・。
大技だけでなく寝技もある選手。初戦から観たかったあ・・・どこかに落ちてないかな。
  
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