2011年08月28日

BLOOD-C 7話 うかりける

わんこじゃなかったーーー!
って衝撃で全部吹っ飛んだ。

ますますCLAMPの集大成の色が強くなってきました。
四月一日の存在(どうしてわんこの姿なのか?という疑問)よりも、彼が存在する意味(願を叶えるためにそこにいる事実)が重要であって、HOLiCを読んでいなくても問題ないだろう。(アニメ化された部分だけでもまだ足りない) いやはや思い切ったことをするなあ。ここまで視聴者を突き放す作品は珍しいです。受け手を信じていると言えば聞こえは良いですが、これくらならついて来るだろうって線引きがなんとも大川さんらしい。

どうやら「願い」と「約束」は別のようですね。
それぞれに関連したことが混ざり合っているので、少しわかりづらくなっています。

さて、四月一日は誰の願いを叶えるために、ここにいるのでしょう。
小夜が四月一日の店に行ったのか、あるいは夢の中で出会ったのかは不明ですが、時折よぎるあの惨劇の前か後に、二人は顔を合わせている。そして誰かの願いを叶えるために、四月一日は小夜のそばにいる。わんこの姿でないとこの世界に紛れ込めなかった。ここまでが事実。危険を冒してまでこの世界に在ろうとするのは、願いを叶えなければならないからで、それは、すでに対価が支払われていることを意味しています。

とはいえ、あの四月一日が彼らの賭け事に賛同するような形で、願いを叶えるとも思えない。憶測ばかりですが、急を要することだったのだろうと想像。あの惨劇そのものが、二人が出会うきっかけになったのかもしれません。

問題は「文人と小夜がなにを賭けたのか」です。
人が人であるために必要なこととは、なんでしょうか。
後天的なもので人の性質は変化するのか、これは実験でもありそうです。

つたない戦い方はやはりわざとだったことも判明。
とすれば小夜が力の半分対価に支払った、とも考えられますが・・・。
小夜に記憶がないのは、彼らのゲームの条件のひとつだと思われます。
後天的なものの代表こそ記憶そのものですから。

それから、ここが隔離された世界であることも想像どおりでした。
通学途中に小夜が目にしたのは、表面上は整然と並ぶ建物と、その脇で雨風に晒され朽ちかけた車でした。長く人が住んでいない場所である証拠です。四月一日の件が目隠しになっていますが、今回も情報量は多めだったと思います。

今回の一首の解釈は専門の方にお任せして。
ここからは蛇足です。
「憂かりける人を初瀬の山おろしよ 激しかれとは祈らぬものを」
山おろしって相当厳しいんですよ。びゅうびゅう吹いて、布に覆われてない頬や手の甲に突き刺さるような感覚です。前に進めないくらい強烈な、痛みを伴った冷たい風なのです。この人は観音さまに「つれない人のなにを」願ったんでしょう。願いが聞き届けられた結果、つれない人の心が山おろしのように冷たく激しく乱れてしまったのだとしたら。ちょっとホラーですよね。

四月一日が言っていました。
「願いと対価は等しくなければならない。」
願った以上の結果が出てしまったとしたら、その分の対価をどこかで補う必要がでてきます。

☆ホラーと言えば、ギモーブの感触は「舌」で正解?
唇に近いところって・・・。相変わらずグロい。

☆時真はハジの役回りっぽい件
文人がこの世界を作ったのだとしたら、この世界に存在するものには全て理由があるはずです。唯芳は小夜の父親役として、記憶がないながら彼女のそばに存在することを許された人間のようですし、四月一日はイレギュラーとして犬の姿だから許されている。小夜に片思いする同級生役は委員長が担っていることを考慮すると、時真に与えられた役がなくなってしまう。小夜を案じつつ記憶も持っている風な時真は、このゲームの条件のひとつだとすれば、小夜側の駒と考えると筋が通る。小夜の「約束」の相手が時真だったら面白いのに。


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