2010年03月26日

シャーロック・ホームズ

映画『シャーロック・ホームズ』観てきました。
※↑公式HP音が出ます

ホームズにダウニーJr、ワトソンにジュード・ロー、拳闘シーンもあるよ!ってことでわくわくしながら観に行ってきました。予想以上にアクションコメディでした。ホームズ=ミステリを期待して行くとガッカリされるかも。ただ奇人変人なホームズと、元軍人でお医者様な硬いワトソンを観たい方にはオススメ。

ホームズに関しては、さすがにコカインの話はありませんでしたが、ヘビースモーカーでボクシングはプロ級、事件がなければずっと部屋に籠って、意味不明な実験ばかりしてるダメ人間。原作に忠実ながら、くたびれたおっさん風味(笑)なエキセントリック・ホームズでした。ちょこっとVRネタも。バイオリンはアレでしたが、それもご愛嬌でしょうか。

元軍人でお医者様な硬いワトソンGJ! 言われないとローだと気付かないかも?というくらい、つけ髭が似合ってた。婚約者との約束を気にしながら結局好奇心に勝てないところや、高潔で行動力のある英国紳士なところがとても良く出てました。

全体通して公式HPの予告のまんまですね。
ドタバタハラハラなアクション映画。それが当時のイギリスの、どこか猥雑な雰囲気に合っていたし、市民の洋装など、美術的にもかなり楽しめると思います。



以下完全ネタバレ&やおいのため閉めときます。

続きを読む

2009年12月13日

サマーウォーズ予約はじまた!

Blu-rayとDVD版それぞれ内容も出ました。
2010年3月3日リリース予定。

サマーウォーズ [DVD]


うむー。
てんこもりもりな特典内容に慄く。
そこまでつけんと今は売れんかね・・・。

数回観たきり、だいぶ忘れてます。どうしても先輩を好きになれん理由を考えてたら、機会を逃してしまいました。感想は届いてからゆっくり書こうかしらん。あいかわらず流れに乗り遅れまくってますが。

2008年06月11日

アフタースクール

映画『アフタースクール』観てきました。
あらすじ書くの難しいなあと困っていたら、これ以上他に言い様がないってくらい巧い文章が公式HPにあったので、今回は引用します。

母校の中学校で働く、人の良い教師・神野のもとに、かつての同級生だと名乗る怪しい探偵が訪ねてくる。探偵は神野の親友で同じく同級生、現在は一流企業に勤めるサラリーマン・木村の行方を追っていた。心ならずも神野は木村探しに巻き込まれてしまう。(アフタースクール公式HPより)

ミステリー要素あり、コメディありの笑ってジーンとする作品ということで、楽しみにして行ったのですが、評判どおり面白い映画でした。

中盤以降の二転三転するストーリー・仕掛けに驚くと、どなたも書かれていますが確かに。後半の急展開は、ちょっと詰め込み過ぎの感もありますが、その分最後まで息を抜けるカットが挟まれるので、圧倒されて付いていけない!ってことはないはず。まさにエンターテイメント作品です。

ミステリー的には全編集中していれば解ける、といった類ではないので、騙されてなるものか!ではなく、素直に楽しく笑って観ていただきたいです。

なんといっても配役の妙ですかね。
神野役の大泉洋さんが抜群の存在感でした。彼のコミカルな演技は、嫌味がなくて自然に笑いが零れます。島崎役の佐々木蔵ノ介さんや木村役の堺雅人さんは、それはもう当然素晴らしいのですが、大泉さんも負けてませんね。登場する女性も、わざとらしくない程度に自立していて強くて柔らかくて、全体的に和やかな雰囲気がスクリーンを通して伝わってきます。

近く二回目行く予定です。
「あの人ってあのとき・・・」が気になって落ち着かない!(笑)

2008年04月19日

スカイクロラ、キャスト発表!

期せずして押井監督作品の記事が連続してしまいましたが、スカイクロラのキャスト、キャラクタービジュアルが発表されました。

草薙水素役に菊地凛子さん、函南優一役に加瀬亮さん
俳優さんや女優さんを使われることは、事前の記事で読んでいたのですが、主要キャラクターをすべて配役されるとは・・・。思い切った手に出たなという感じ。

キャラクターデザインは西尾鉄也さん
最近公開された特報を見てなんとなく好きな雰囲気だな、と思っていたら、忍空の作画監督やってらした有名な方なんですね。あとイノセンス(ググってみた) どちらも大好きな作品だったので、それだけでわくわくします。解禁されたポスターも、ちょっと独特ですよ。


以下原作既読者の呟き
クサナギもカンナミもトキノも出ますって。
あれれ?
恋愛を描くという監督の言葉から、主要キャラはオリジナルで固めて、上官役でクサナギあたりが出てくるのかなって、なんとなく思っていたので、とてもびっくりしました。読者にサプライズ的な感じで、原作キャラは出すかもしれないけど、でも中心はオリジナルなんだろうなって。うーん。まさかクサナギとカンナミで恋愛・・・じゃないよね・・・? それとも、恋愛映画って売り文句?

スカイクロラ公式HP
http://sky.crawlers.jp/index.html
公式では特報が見れるので、気になる方は〜。
回転する機体、大空を舞う姿に胸が高鳴る。
そうか、この声は菊地さんなのか。いいかも!

【参考記事】
菊地凛子、加瀬亮が押井守最新作「スカイ・クロラ」で声優に挑戦!(eiga.com)

2008年04月16日

攻殻機動隊実写化?続報

スピルバーグ、「攻殻機動隊」を3D実写映画化(Yahooトピックス)

昨年記事で上げた実写化話の続報です。
スピルバーグなら制作費を思う存分つぎ込んでくれるはず!
豪華キャストでバンバンお金使って貰って!
結果があれになったとしても、おいらは絶対観に行くヨ!

ところで3D実写化ってなんぞ?
CG使いまくった実写ってこと?
キャストまで一部CGとか?

2008年03月21日

シャカリキ!映画化

【「シャカリキ!」に駆ける!人気自転車マンガがD‐BOYSで映画化】(SANSUPO.COM)


公開は今年9月予定とか。
今旬な役者さんが主演されるようです。それはいいとして、テル・・・テルはもっとこう・・・。少なくとも曽田先生の描くキャラはもっと色々ぐちゃぐちゃしてるはず。それにしても何故今頃??

2008年01月04日

中国の植物学者の娘たち

映画『中国の植物学者の娘たち』を観てきました。

両親を亡くし孤児院で育ったミンと、封建的な植物学者の父親に従うアン。ミンは湖に浮かぶ植物園に実習生として迎えられ、二人は出会う。姉妹のような安らぎを覚え、かけがえのない人を見いだした喜びの中で、二人の関係は許されない愛へと高まっていく。むせかえるほどの緑につつまれた楽園に咲きみだれる秘めやかな陶酔。だが激しくも純粋に求め合い、永遠の愛を願う二人には、残酷な運命が待ち受けていた…。(公式HP解説より引用)

同性愛を用いた作品ということで、中国国内での撮影許可が下りずベトナムでの撮影となっています。そのため、広大な田園の中をゆったり流れる運河、時代を感じさせる寺院からはどこかエキゾチックな雰囲気が漂ってきます。湖上に作られた植物園にも多くの亜熱帯植物が見受けられました。

冒頭、孤児院から植物園へ向かうミンが映し出されます。
自分の生活圏を出る緊張感、回想による学者の厳格な口調により向かう先への不安が高まります。さらに湖上にある植物園へ手漕ぎボートで行かなくてはいけない。ボートを降りたミンを迎い入れる見慣れない植物たち。その流れは現実から非現実への誘いのようにも感じます。

母を失くし厳格な父親に育てられ心を閉ざしていたアンと、両親を失くし孤児院で育ったミン。共に孤独を抱えた人間が出会い、それを埋めるように互いを求め合っていく。儚げで繊細な二人と雄大な景観が織り成す映像美、同性愛という背徳、孤独な魂を持つ人間同士の純愛、やがて辿り着く悲しい結末、そのどれもが非常に抑圧的に描かれています。ショッキングな話の筋道、同性愛という割とセクシャルな内容を扱っていながら、非常に淡々とした作品になっています。そういう点では、どなたでも嫌悪感なく観れる映画になっていると言って良いかもしれません。

抑圧的に淡々と描かれているのはストーリーだけでなく、登場人物たちのエピソードにも言えます。感情の変化を伴うシーンが乏しく、特にアンとミンが惹かれ合っていく過程が描かれないせいで、彼女たちが迎えた結末に説得力が欠けてしまいました。もっとドラマティックに悲劇性を高められたところをあえてそうしなかったのか、それとも起伏に乏しい演出がこの監督の持ち味なのかわかりませんが、正直「もったいない・・・」というのが感想です。ラストの衝撃をあえて悲劇と語りたくなかったのか、あとはこちらの想像でしか語れないのが残念。

登場人物への感情移入が滞ってしまう点では、まさに秘密の花園的ファンタジーといえますが、それをなんとか引っ張り上げていたのは女優二人の名演かと思います。
アンのミンを見る眼差しの変化は、前半の憂いと情熱を秘めた瞳から後半の慈しみ溢れる瞳へと巧みなもの。またアンと出会い得た自信と、彼女への強い信頼が込められたミンの眼差しは、あからさまなほど真っ直ぐでたどたどしい愛情に満ちたものでした。

主題がぼやけてしまっているのはとても残念ですが、雄大で匂い立つ景色の中、女優二人の映像美は素晴らしいものです。扱っているテーマがテーマだけに観る人を選ぶかもしれませんが、入門書的に観ることができると思います。

2007年10月13日

ストレンヂア 無皇刃譚

映画『ストレンヂア 無皇刃譚』を観てきました。

度重なる合戦、横行する夜盗、統べる者を失くした乱世。
中国大陸で天涯孤独となった少年・仔太郎は、一人の僧によって日本へ連れて来られた。と同時に仔太郎に隠された秘密を求め、明国の軍団も海を渡っていた。軍団に協力する赤池国。彼らに追われながら、愛犬・飛丸と旅を続けていた仔太郎は、ある日、名を捨て刀を封じたという青年・名無しと出会う。新たな刺客が現れるも名無しによって命を救われた仔太郎は、名無しへある契約を持ちかけた。少年と浪人、少年の愛犬、二人と一匹の旅が始まる・・・。


ボンズが放つ時代劇アクション映画です。
なによりストーリーがわかりやすく所謂王道の展開。その分音楽や映像といった演出へのこだわり、人物一人一人に感情移入しやすい作品になっていると思います。

でこの王道の展開というのが曲者で、本格的なアクションというのは、主人公側に少しでも絶対的な強さを感じると、観客は急速に冷めてしまうために、いかに主人公最強と観客に感じさせないようにするかというのが問題だと思うのです。この作品の凄いところは、冒頭で飛丸のエピソードを挟み、更に戦闘シーンを洗練させないことで、終盤までハラハラドキドキ感を持続させているところです。

勿論登場人物たちが魅力的なことも大きいです。
当初、仔太郎は名無しに反発しまくっているんですが、それって少年特有の強がりなんです。孤独に怯える様子や、実は根は強い子だとちゃんと伝わってくるので、温かい目で見ることができました。それから、徐々に名無しへ心を開いていく様子はとても丁寧に描かれていて好感度アップ。愛犬・飛丸との交流は微笑ましく、飛丸の大活躍はまさに痛快! 人間たちの義のないストーリーの中、まさしく忠義の犬なのです。

過去に囚われ刃を封じた青年・名無しの声はなんと長瀬智也さんですが、これが予想以上にハマっていました。ぶっきらぼうだけど決して冷たくはない、そんな名無しにピタリと重なり、更に感情の発露する瞬間の声は身震いする程迫力があります。耳の奥に残る声というか。

そんな名無しと戦うこととなる明国軍団の一人・羅狼は金髪の大男。あやしげな薬でパワーアップを測る軍団勢の中、一人薬に頼らないプロフェッショナルな匂いを放つ。軍に義を尽くすことよりも、より強い相手と戦うことを望んでいる男。この羅狼という男がとんでもなく格好良い。山寺さんのシブイ声もさることながら、自分の戦い方を決して曲げない。強者との戦いをただ望む中には、同情や嫌悪といった他の感情が一切入らないところが良い。

ところでこの作品、「見せる」ことへのこだわりを到るところに感じます。特に羅狼と名無しの対決シーンは驚くべき映像になっています。美しい殺陣ではなく、血が飛び散る斬り合いなのですね。舞い上がる砂煙りや積もる雪といった当たり前のものを、動きの中に取り入れること。多勢同士の入り乱れた戦いの中、死角を利用し相手を仕留めること。さらに戦闘場所を塔としたことで高低差が生まれ、横の動きに加え、ダイナミックな縦の動きが見所です。実際、一瞬も見逃すまいと瞬きもできませんでした。

公開している映画館が少ないのが悔しい。
騙されたと思って是非色んな方たちに観て頂きたい作品です。久し振りに熱い時代劇です。こういう作品こそボンズ、もっとPRすれば良いのにと思う・・・。俳優使ったアニメ映画でしょ?と侮るなかれ。公式HPで予告が観れるので覗いてみて頂ければ幸いです。

うーん好きすぎてうまく紹介できないや・・・。

2007年09月10日

ベクシル 2077日本鎖国

ひと月前ですが(汗)
映画『ベクシル 2077日本鎖国』観て来ました。

バイオ技術とロボット産業で全世界の市場を独占していた日本。これら技術の危険性から国連は厳格な国際協定を設けるも、日本はそれを不服とし国連脱退。更に2067年にはあらゆるハイテク技術を駆使し、完全なる鎖国を遂げた。そして2077年、米国特殊部隊SWORDは現状を知る者のいない日本へ、決死の潜入を果たす。

松本大洋原作「ピンポン」を映画化した曽利監督の最新作は3DCGアニメーションでした。アップルシードに続く3DCGアニメということは勿論でしたが、なによりストーリー設定・世界観だけで惹かれました。情報を完全にシャットアウトし物理的にも閉じられた日本。そこで何が行われているのか誰も知ることができない・・・。

ただどうしても人物の表情には固さが残り、どこか作り物めいて見えてしまいました・・・。ロボットや車や街並みといった精巧な風景の中の一部として埋まってしまっている感じ。(しかし現在の技術ならより実写的に描くことは可能らしい・・・それをあえてしなかった理由も監督から語られている)

外見や動きを実写からあえて遠ざけたのなら、別の場所で人間性を持たせる必要が出てくるのだけれど、例えば声・・・これは名のある俳優や女優を使うことでマイナスに作用してしまっていました。呼吸や発音の悪さが気になってうまく人物に集中出来なかった。特殊部隊という過酷な場所にいながら感情豊かな主人公、主人公の恋人は部隊でも沈着冷静なリーダー的存在(でも実は優柔不断)、その元恋人は日本で反革命的勢力のリーダーを務めるクールビューティ。と上げるだけで魅力的なキャラクターたちなのだけれど、うまく活かされなかったのが残念でした。

ストーリーについてはエンターテイメントと割り切らないと、かなり甘いところが多く、時折脚本の力技を感じたり、「それはない」と冷静になってしまったりということも。また人間性などといった宗教的な主張はほとんどなく、それを求めていくと肩透かしを喰うかもしれません。個人的にはそのあたりを描いて欲しかったけれど、あまりやり過ぎると邦画特有の湿度が出てしまうのかも・・・。ただもう少し人物の葛藤といった内面描写を出して貰えると、厚みが出た気がします。

しかしなんといっても一番の見所と思われる、爆走するバギーやロボットのシーン! 手に汗握る大迫力で映画館で観る醍醐味を味わえます。カメラワーク、バギーの動き、これを観ただけでも元は取れたと思えるほど素晴らしいシーンでした。また、日本の旧市街地のごった煮で煩雑で強烈な躍動感や匂いを感じさせる画は、特別印象に残っています。

2007年09月09日

ヱヴァンゲリヲン新劇場版 序

やっぱり観ちゃったヱヴァンゲリヲン新劇場版

これはもう避けて通れない道。
落ち着いたら観に行くといいながら、我慢できなかった。
土曜のレイトショーということもあってか、満員状態でした。20才後半〜30代の人に交じって年配の方の姿も。前日チケットを買っておいて良かった。でもって前日売り切れていたパンフを真っ先に買いました。

新劇場版の制作開始が発表されたときには、今更エヴァかよと思った一人です。正直テレビ版から劇場版を経て自分の中でエヴァという物語は収束していたし、アニメ界から身を引いていた庵野監督に興味が湧かなかったことから。

難解と言われ続けているエヴァだけれど、今回は(今のところ)とても分かりやすい作りになっています。シンジはさらに中性的な容貌となり、彼の父親に対するコンプレックスも粘着質な部分が和らいでいたし、なによりミサトの位置づけが明確化されています。テレビ版から劇場版を通して、よりシンジと社会を繋ぐパイプ的な役割を重視されているという感じ。シンジと手を繋ぐシーンが印象的。

勿論謎は謎としてあって、使徒(アダム・リリス)についての謎は健在、逆にエヴァをがっつり見てきた人は興味深いところかと。ネルフのマークの解釈も面白い。

確かに技術面でのこの10年間の進歩を目覚ましいものがあって、それはスクリーンを通すことで更に実感できます。使徒の動きや都市の描き込み具合も見応えがあります。エヴァと使徒の戦闘シーンは映画館特有の爆音と合わさりやはり迫力があって、それだけでも十分元は取れると思います。ヤシマ作戦の熱さは半端じゃない。時間を割けた分、人間全総力の結集な雰囲気が満載でとにかく戦ってる感が伝わってきます。

総じてエヴァらしい作品でした。
監督の今の子供たちに向けてってメッセージが伝わるかどうかは疑問ですが、エヴァはパチスロやスパロボでしか知らない人たちも楽しめて、まさしくエヴァ世代の自分たちも楽しめる娯楽大作になることは間違いないと思います。って4部作だもんで自信満々に言い切れないところがなんともGAINAX。


これは本当に個人的な意見だけど、誰がどうみてもハッピーエンドだろって結末もありかなと思ってたり。そんなのエヴァじゃない!なんていきり立つ気力もなければ、そろそろ呪縛から解き放って欲しいという脆弱な願望があったりする。10年以上の付き合いの人間が死んだり串刺しにされたり、もうちょっと見れないなとか。駄目な大人の見本ですかね・・・。

2007年04月27日

紺碧の棺

今年も行ってきました! 映画名探偵コナン!

第11作目『紺碧の棺〜ジョリーロジャー〜』

クイズの賞金で、神海島へバカンスにやってきた小五郎一行。
古代遺跡「海底宮殿」、女海賊の遺した財宝伝説に彩られたその島に集まるトレジャーハンターたち。血と欲に塗れた事件に巻き込まれる蘭や園子の運命は・・・



去年はお子様たちにひどい目に合ったんだっけと遠い目・・・
とりあえず、今年は大人が楽しめる作品となってました。

と、感想を始める前に一言。
tanizakiは新一蘭至上主義です。
二人のロマンスを見るために毎年観賞していると言っても過言ではないくらいの勢いです。なので感想はそこに集中してしまいます。まともな感想は他のところで読まれた方が参考になると思います。

では以下感想です。




続きを読む

2007年04月01日

善き人のためのソナタ

映画善き人のためのソナタを観てきました。

物語の舞台は1984年、ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツ。秘密警察国家保安省シュタージは国家の名の下に社会全体を監視下におき、党に反する者・西へ逃亡する者に対する諜報活動を主としていた。シュタージの一人ヴィスラー大尉は、劇作家ドライマンとその恋人で舞台女優クリスタの監視を任されることになる。二人が住む家に盗聴器・カメラを仕掛け、その裏屋根を陣取り24時間体制の監視が始まる。個人を捨て党の為に働くシュタージ。だが盗聴器を通して聞こえてくる二人の芸術家の言葉に、ヴィスラーの心は激しく揺さぶられる・・・。


ナチスを題材にした映画は数あれど、シュタージを語った映画はこの作品が初めてだということ。ベルリンの壁崩壊から17年、ようやく明かされたのだそう。
しかしこの作品は社会全体の思想云々の話ではない。根底にあるのは人間の弱さ、正義、愛といった小さな思想。と同時にそれらとは別に存在する国家や主義の大きな流れ。人は個人の正義を持ち抗い落胆を繰り返す。切なく哀しみに満ちた別れを幾度も重ね、そしていつか変わらないものを見つける・・・希望の話だ。

一人一人は善人でも、互いに監視し合い、疲弊しきったようすが滲み出ていた。空は厚い雲に覆われ、往来のほとんどない町全体は灰色にくすみ、異様な静けさが際立っていた。国民がシュタージの、そして互いの目を恐れて疑いに満ちていたせいだろうか。だからこそ、抗おうとする芸術家たちの言葉は熱を持って聴こえたし、ドライマンが奏でたソナタが響いて聴こえたんだと思う。うまい演出だ。このソナタに添えられた言葉は若干大仰感もあったけれど、それだけ当時の情勢は(私などが想像するよりもはるかに)深刻だったと想像される。

確かに美しい映画だった。
特にドライマンという一人の人間の弱さは見事に描かれていて、とてもリアルに感じられた。何も守れない弱さ愚か、しかし魂を持った人間に感じられた。

以下ネタバレなので反転

彼が壁崩壊後書けなくなった理由を想像すると胸が痛くなった。
愛と国と思想を失くしていったい何を書けと?
ラスト本の出版までは正直やりすぎな気がしないでもないが、ヴィスラーによって彼が二度救われたことは、とても良かった。

クリスタとヴィスラーのシーンについて。
特に二回目のクリスタの表情が美しかった。確かに彼女は裏切ったかもしれない。ただ演劇を捨てられなかっただけだと思うのは欲目だろうか。圧制によって二人は引き裂かれたとなっているけれど、それは壁が崩壊したからそう言えるだけで、愛と芸術どちらの選択を迫られて芸術を取った、結果愛を裏切った(ように見える)だけだ。作品が伝えたいこととは違っているかもしれないけれど、私はそう思いたい。それだけ彼女の表情は美しく見えた。


最後に、やっぱりドイツ語の響きは心地良いです。
怒りや欲に濡れたドイツ語というのもまた格別に良かった。
ヴィスラー役の方の淡々とした音と表情は、眩暈がするほど良かったです。

2007年03月25日

蟲師

映画「蟲師」観てきました。

100年前、日本には「蟲」と呼ばれる生きものがいた。それは精霊でも幽霊でも物の怪でもない、生命そのものであり、時に人間にとりつき、不可解な自然現象を引き起こす。蟲の命の源を探りながら謎を解き、人々を癒す能力を持つ者は「蟲師」と呼ばれていた。蟲師の一人ギンコは蟲を引き寄せる体質の為、果てしない旅を続けていた。

月刊アフタヌーンで連載され単行本350万冊を売り上げるコミック「蟲師」が、AKIRAでその名を世界に知らしめその後アニメ界をはじめ多方面に多大なる影響を与えた大友克洋によって、実写映画化する! そのニュースを聞いたときの高揚感。漆原友紀原作の持つ独特な世界観を、大友克洋がどのように展開してくれるのか、非常に楽しみであると同時に不安でもあった。待ちに待った公開日である。


観る前から違和感はあった。それはポスターやTVや雑誌に添えられたうたい文句を見たときからかもしれない。それらにはこう書かれていたから・・・

VFXファンタジー巨編
衝撃的なスペクタクル巨編


原作既読の方なら首を傾げたくなるような文句だ。なぜなら漆原原作は人ならざるものと人がすれ違い、時に袖触れ合う形で関係を持ち、時に共存し時に畏怖し、厳しい自然や生活の中でも逞しく生きる人々は、皆どこか温かい雰囲気を醸し出している。彼らの間に立ち、掬うように彼らを浮かび上がらせる、それが蟲師たちだ。そんな作品であって、間違っても巨編・大作といった表現はそぐわない。そして膨らんだ不安は見事に的中する。

ストーリーは原作の「柔らかい角」「筆の海」「雨がくる虹が立つ」「眇の魚」を絡めて構成されている。多少内容が変えられていようがそれは責めるべきところではないし、原作が現在進行中であるからには、そこを超えたものを提示する必要が出てくるだろう。だから原作を忠実に再現して欲しいなどとは思っていない。悲しいのは原作で重要だろうと感じていたポイントが外されまくっていることだ。
トコヤミのこと、ぬいのこと、ギンコのこと。
蟲は人が本来手を出せる相手ではないこと。
数え上げればキリがない。
こういう悲しい気持ちになるのはハチクロ以来だ。

原作を読んでいない方もおそらく似通った感想を持たれたのではないだろうか? エンドロール後の明るくなる場内に漂っていた微妙な空気がまさにその現れな気がしてならない。それもこれも物語後半、特にラスト数分の取って付けた感、投げっ放し感のせいだということもあえて書いておく。

最後になってしまったけれど、突如現れる虹蛇や侵食してくる墨の特撮シーンはとても見応えがあったし、蒼井さんの舞いは美しく和服がとても素敵でした。肘掛に寄り掛かる姿は一種妖艶さも感じさせられました。銀髪のオダギリさんもそれほど違和感なく、大森さんの虹郎に場が和むいい配役だったと思います。
また、映画冒頭の深い山間、山の斜面を昇るように立ち込める濃い霧は非現実な世界へ観客を一気に引っ張り込む、見事な映像と音楽でした。本気で鳥肌が立った。ちなみにどこかで見たような景色だな、これが(パンフレットにしつこく書いてある)日本人の原風景とかいうやつか?と思っていたら、なんだ白山スーパー林道周辺で撮影されているらしいです。おおなるほどなと一人エンドロールで納得。

映画蟲師公式HP http://www.mushishi-movie.jp/

2007年03月11日

裏バッテリ感想

ということで裏です。
裏というだけあってごうたくとかかどみずとか
まあそんな腐った感想です。はっちゃけてます。
しかも原作ネタバレです!!
充分ご注意を。













続きを読む

2007年03月11日

バッテリー

映画『バッテリー』観てきました。
待ちに待った公開初日です。

ピッチャーとしての自分の才能を絶対的に信じている原田巧は、中学入学を前に新田市へ引っ越してきた。そこで出会った地元野球チームのキャッチャー永倉豪。二人は揃って新田東中学の野球部へ入部する。だが彼らを待っていたのは、教育という名目で理不尽な校則の強要、部活内での妬み、そして事件が起こる。だがその事件は予想外の展開を呼ぶことになる・・・


原作は全六巻、累計800万部を突破した小説『バッテリー』
児童文学として刊行され、主人公が13歳の少年たちだということを忘れてしまうほど、彼らの人間関係の描写は厳しくときに残酷なほどだ。野球を題材にしているものの、そこには人間の成長と挫折と変化が鮮やかに描かれている。作者あさのあつこの卓越した心理・情景描写をどう映像化してくれるのか、期待と不安半分で観てきました。

とても良くできた映画でした。
まず野球やってる姿が嘘じゃない。それがいい。
例えばボールの扱い方、スパイクを結ぶ姿一つ取っても嘘っぽさがない。巧と豪の役者さんは役者素人で野球経験がある子たちだそうで、なるほどと納得しました。あと巧の投球はCGじゃなく本物だそうです。ますます納得です。野球練習のシーンも本格的でした。

それから物語後半。
巧はあることがきっかけで豪を裏切ってしまうんですが、その巧の心理描写はとてもわかりやすいものになっていました。私が今回この映画で受け取ったメッセージは、その理由にありました。巧は豪のせいにはしない。自分自身に屈してしまったから、だから豪のせいではないと。

『何かを誰かを信じることは、自分自身との戦い』
大人か子供かなんて本当に関係ないところで彼らは戦っています。

孤独なまま野球を続けようとする巧ですが、振り返れば周囲には沢山の人たちがいます。青波や両親や祖父、豪やサワにヒガシ・・・人間一人きりになんてなれない。映画冒頭マウンドに立つ巧と、映画最後マウンドに立つ巧、表情の違いがその証拠だろうと思います。

だから巧父の発言がピックアップされて映画のイメージにされるのは、ちょっと不満が残りました。サワが巧に「何の為に野球をやっているのか」問うシーンには答えがないわけで、安直にそちらへ持っていかれるのはどうなんだろうと。自分自身と戦い続けることとその答えが繋がらない気がします。

それにしても新田の風景は美しかったです。
山間から見下ろした先にある街並みとか、巧と豪が初めて出会った神社とか、サワが思いつめて登ってる大きな樹は圧巻。葉の鳴る音もうっとりするほど美しい。それからマウンドの土の感触や、吹く風の匂いさえスクリーンから感じられる、手触りのある映画でした。

バッテリー バッテリー〈2〉 バッテリー〈3〉
バッテリー〈4〉 バッテリー〈5〉 バッテリー〈6〉    教育画劇の創作文学

2007年02月05日

限定版の中身やいかに?

今夜の神奈川は西風が入って、春の匂いがします。
ということで、待ってましたの時かけDVD情報。

時をかける少女 DVD情報公開 (公式HP)


3枚組ディスク!

ロケハン写真!




ちょっとロケハン巡りはしてみたいかも。
ブックレットは結構なページになるらしい。
背景美術カラー収録と嬉しいかぎり。


2007年01月28日

迷宮の十字路

名探偵コナン「迷宮の十字路」

名探偵コナン「迷宮の十字路」

魔人学園とのだめの感想書くつもりが、思わぬ伏兵。
大 好 き な ん で す !
かれこれ5回目? 犯人もなんもかんも全部覚えてるんですけど
大 好 き な ん で す !

蘭ちゃんも和葉ちゃんもかわいいーかわいいーかわいいー
スカパーだったんでCMもないし、思わず全部観てしまった(汗)

初めて観たときは、少年探偵団関係ないし灰原はアレの為だけだし、結局薬の試作はどうなってんだ?とか色々考えましたけど、今は何よりあの蘭ちゃんと新一のシーン見たさに、という感じ。
桜の下での鞠つきのシーンも幻想的で(女の子が)可愛くって好きです。

しっかし・・・いつ見ても新一には腹が立ちます・・・。
蘭ちゃんええ子やぁ〜 (溜息)

2007年01月16日

攻殻機動隊 実写化?

下の記事で映画化記事UPしましたが
んなもん吹き飛ぶニュースですYO!

攻殻機動隊
ハリウッド実写化交渉へ



まだ交渉の前段階だけど、これは実現したら凄い。
気が早いけど、マトリックスなんかと比較されて、ぽしゃったら嫌だなぁ。
タチコマとかどうすんだろう・・・。


2007年01月14日

引き続き映画化ラッシュ

時をかける少女限定版DVDをアマゾンにて予約。
桜が散った頃に届くのですよ。楽しみ楽しみ。

で、昨年に引き続き原作モノからの映画化ラッシュです。

魍魎の匣
京極堂の中で一番好きな話だけに気になります。どんな映像が見れるのか。
ただ、阿部ちゃんの榎さんが納得できなくて姑獲鳥も観てない人間なので
果たして耐えられるだろうか・・・キャストに・・・。
ただこれ実写でやったらただのホラーにならないか?

となり町戦争
話題になった原作だけにここは押さえておきたいところ。
突拍子のない設定が魅力だと思うのです。
知世ちゃんが観たいってのも大きい(笑)

灼眼のシャナ
これチケット買うところから試されてる気がします。
オタな神様に。
君は勇者になれるか? 私はきっと無理・・・。

きみにしか聞こえない
またまた乙一作品から映画化。
暗いところで待ち合わせもまだ観てないわけですが(ああああ泣)
女の子の方が瑠璃の島で主演だった子らしい。
乙一作品が凄い勢いでメディア展開してます。漫画に映画にドラマに。

他にも色々。
蟲師
バッテリー
龍が如く
20世紀少年
陰日向に咲く
吉祥天女
自虐の詩

GWはコナン。
ワンピースはアラバスタをやるらしい。予告は良かったけど二時間じゃ無理だろう。
ちなみに神童は観に行ってしまいそう。

2007年01月02日

鉄コン筋クリート

映画「鉄コン筋クリート」観てきました。

ビックコミックスピリッツで連載全三巻発刊から10数年、松本大洋の傑作と謳われる同名漫画が、ついに映画化。

周囲を川で囲まれた、義理と人情と暴力の街・宝町。その街を仕切る「ネコ」と呼ばれる少年、クロとシロ。彼らは親を知らず、かつあげやスリで毎日を生活していた。
だが街は変貌をしていく。街にはヤクザが戻り、さらには巨大レジャー施設の建設が進む。不穏な空気を察したクロは、刑事たちから情報を得ようとするも確証を掴めない。開発を進める蛇と手を結ぶヤクザ。彼らは邪魔者である「ネコ」を排除すべく、暗殺者を差し向ける。



以下ネタバレ含む感想です。





続きを読む
  
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。