2009年02月11日

続 夏目友人帳 第5話

たまにはリアル日時でUPしてみる。
ようやく追い付いてきた。

続・夏目友人帳 1 【通常版】 [DVD]

続 夏目友人帳
第5話「約束の樹」


名前を返して欲しいとやってきた霧葉だが、友人帳は反応しない。実は名前を書いた紙は、50年前、レイコがどこかの木の枝に括ってしまったのだという。

50年経ったら名前を返す、それまでは紙を解いてはいけない。
解けば海が暴れて大変なことになる。
レイコに言われるがまま50年、ようやく夏目のもとを訪れた霧葉。気の弱そうな霧葉を見て、レイコの悪戯かと呆れるニャンコ先生。しかし、紙を見つければ、彼女が考えていたことがわかるのではないか、とにかく紙を探してみようと夏目は提案します。

偶然通りかかった田沼、田沼が声を掛けて集まった笹田と北村、西本、手伝わないと言いながらヒノエを連れて戻ってきたニャンコ先生。みんなで探しものをするシーンが印象的でした。

しかし、朝から体調が悪かった夏目は倒れてしまいます。
「俺達も様子がおかしいのに気付けなくて」
「一言いってくれれば・・・」
田沼の言葉は、もどかしさと寂しさを含んだように聞こえました。夏目が(自分には見えない、おそらく)妖怪たちと気兼ねなく話すようすを見ているだけに、複雑な気持ちなんだろうなと思います。田沼の言葉に頷きながら、夏目の部屋を振り返る塔子さんも同じでしょう。

「どうせ見つかりはしないものを」
「あんな話、しなければ良かった」

倒れた夏目にごめんなさいと自分を責める霧葉を、ヒノエは静かに怒ります。夏目が霧葉のためにしようとしたことを否定する権利は、本人にだってないはず。なにかあるとすぐ「すみません」と謝る霧葉は、どこか以前の夏目に似ている気がしますね。気を使いすぎて「ありがとう」ではなく「すみません」と言ってしまうところ。

レイコが海の話をしたのは、霧葉が海を見たがっていたからでした。
けれど霧葉は海には行けないという。結界があるわけでもないのにと不思議がるニャンコ先生に、レイコから聞く海に想いを馳せながら、とにかく森から出られないんだと、キッパリと答える霧葉。

名前が書かれた紙は、森の中でも立派な大きな木の、かなり上の枝に括られていました。木登りはできないと躊躇っていた霧葉は、夏目に促されなんとか紙のある枝まで辿りつきました。すると、その視線の先には、山の間からキラキラ光る海が・・・。

「あやかしにとって50年なんて大した時間じゃない」
ヒノエの言うとおり、レイコは木の成長を見越していたのか。悪戯のような、気まぐれのようなレイコの行動は、実はこんなにも優しさに満ちたものでした。

霧葉の「森から出られない・木登りはできない」というのは、未知への恐れから場所・体験を通して「今」に囚われた思い込みです。レイコはそれを無理に曲げて否定しない方法を取ったんですね。
妖怪が自分(人間)とのこんな小さな約束を覚えているとは限らないし、自分は生きていないかもしれない、紙もどこかへ飛んで行ってしまうかもしれない、それでもほんの少しの可能性があるならと、そう考えたのかもしれません。海を見せてあげたいと願ったレイコのあたたかい想いが、50年を経て、霧葉に届いた瞬間でした。

ラスト名前を還して紙は消えてしまう。
何も残らないのは寂しいと呟く霧葉に、夏目は答えます。
「残っているよ」
「見たもの感じたものそれはずっと消えない。忘れはしない」

人間から否定され続けていたはずのレイコが見せる広い心もまた、夏目の中にこうして吸収されていくんだろうな。


オリジナル回でしたが、その中でもヒノエとレイコの回想が盛り込まれて、(このエピソードが凄く好きだったので)個人的に凄く嬉しかったです。綺麗な顔してSっ気全開のレイコの笑顔が眩しい!(笑) 

公式HP
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2009年02月02日

続 夏目友人帳 第4話

(2/9に書きました)

続・夏目友人帳 1 【通常版】 [DVD]

続 夏目友人帳
第4話「雛、孵る」


家の庭先に残された一つの卵。そこから孵ったのは「辰未」の雛。
辰未と夏目の出会いと別れ。

辰未の親鳥は子育てをしない。他の鳥の巣に卵を入れて飛び立ってしまう。だから雛が孵る確率は低い。また雛の肉は美味く血は不老の効果があるといわれ、雛から成鳥になるまで危険も多いようだ。今回は主に命を受けたネズミが、雛の辰未を狙っている。

藤原家の庭の木にできた巣に、ひとつ残された卵を、塔子さんにも隠してこっそり部屋へ持ち帰った夏目。他の鳥たちも巣立ってしまい残されていた卵が、親の顔を知らない自分自身と重ねて見えたのか。「軽率だっただろうか?きまぐれで命を拾うなんて」と自問しながら、やはり放っておけなかった。

孵って最初に見た生物の形に変化する辰未は、小さな小さな人型をしていました。夏目にかまってもらおうと、部屋中の紙を使って小さな巣を作ってみせたり、にこにこと笑顔を振りまく姿がとても愛らしい。

辰未はすくすくと成長していきます。もうすぐ本来の姿になって旅立つために。しかしある時から、辰未は急激に衰弱していきます。食事を取らないようすに、まるで自ら成長することを拒んているようだと夏目は感じる。「もっと一緒に居たいって、思ってくれたのか?」

「旅立つ日がきても、それは別れの日ではないから」
「それまではここにいていいんだよ」

これまでの夏目なら、辰未の居場所として、ずっと在ろうとしたはず。
でも彼はもう気づいているのかもしれない。
藤原家が自分にとって暖かい場所、大切な場所であると同時に、ずっとそこに留まることはできないことを。いつか自立して、ここを旅立つ日がくること。そして、それは悲しい別れではないんだということを。だから「今を大切にしよう」なんだろうな。
一期の「アサギの琴」で、いつまで(藤原家に)いられるだろうと不安を零していたのを振り返ると、本当に強くなったなあと思います。なんというか・・・居場所を持つことさえ恐れていた子が、こんな成長しちゃって・・・なんというか、泣きそうです。

辰未の成長にもびっくりでしたが(とんでもないビフォーアフターでしたからw)、夏目も毎回成長しているのが感じられます。原作の収録巻の順序はバラバラなのに、通して観ると完成度がとても高い。スタッフさん凄いなあ。

ちょこちょこ動きまわるミニ辰未が可愛いのなんの(*´д`)
夏目お手製のピンクの羽織がかわいいかわいい。
原作でも充分可愛かったですけど、動く姿は悶絶モノでした。

しっぽ噛まれてキーッと怒りながら、辰未にぶつからないよう手をバタバタさせる先生も良かったデス。飲みに出る前に卵にちゃんとタオルを巻いて行ったり。なんだーもう、ニャンコ先生ってば優しいんだからー。最近めっきり高貴さが薄れてしまった先生だけど、やっぱり年長者なのね〜。

公式HP
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2009年02月01日

続 夏目友人帳 第3話

(2/8に書きました)
20センチくらい髪を切ってみたら、首が寒くて仕方ないです。
年下の男性社員から「なんかかっこいいっスね〜」と言われますた。
え、ここ喜ぶところ?

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続 夏目友人帳
第3話「妖怪退治 湯けむり行」


懸賞で当たったと名取に誘われ、夏目は男二人(+猫1匹?)の一泊二日の温泉旅行へ。

女性か友達でも誘えばいいのにと断ろうとする夏目を、「同じ風景が見えるのは君だけだよ」と、難なく陥落してみせた名取でした。一段とキラキラ☆なのは、弟を苛めたくなるお兄ちゃん心理ですか?(笑)

最近、親しい人たちに「嘘つき」と罵られる夢を見るという夏目。旅行先でうなされ、名取に起こされた彼の眼には、涙が溜まっていました。
嘘をつかなかった(妖怪が見えると口にする)ことで、嘘つきと呼ばれていた幼い頃。相手に迷惑を掛けないよう、見えることを隠している今。大切な今を壊さないために。藤原夫妻や名取、田沼たちに心配をかけないよう、気を使わせないよう、夏目は言葉を飲み込んできました。

そんなやさしさからくる隠し事までも「嘘」だと苦しむようすは、見ていて本当に痛々しい。心配して声をかける名取に、震える声で「すみません」「すみません」と謝る夏目を、じっと見ているニャンコ先生。ここ良いシーンだった。「ネガティブめ」と夏目をバッサリ切り捨てる先生だからこそ、きっとわかっていて黙っているんでしょうね。言いたいことはたくさんあっても。

濡れたままの柊を、風邪をひくよとタオルで拭いてやる夏目。妖怪は風邪なんて引かないと言われ「よかった」とほほ笑みながら、夏目はそれでも手を休めません。そんなやり取りを名取は複雑そうに見ていました。

「嘘をつくのに疲れたら、いつでも私のところにおいで」
「私達なら嘘をつかずに付き合っていけるかもしれないね」

夜眠る前、夏目に背を向けたまま優しく囁く名取。真正面から押し付けるでなく、その遠くもなく近すぎるでもない微妙な距離感が、二人の心を表しているようでした。

夏目が旅行を楽しもうと思った背景には、同じ境遇を経てきた名取への、安心感があったはずです。旅行に誘われて、愛想笑いもせず拒否のセリフが出てくるあたり、かなり心を許している証拠。面倒臭いって顔に出てるしw

では名取の方はどうだったのでしょうか。
妖怪祓いを拒む夏目を騙して、協力させるために温泉に誘ったんだな、とニャンコ先生に指摘されても、名取は否定しません。ただラスト柊がこっそり教えてくれたのは、「夏目とゆっくり話がしたかったんじゃないか」ということでした。

裏稼業で妖怪祓いの仕事をしてきた名取は、これまで一人で妖怪や社会(人間)と戦ってきて、人間も妖怪も同じように裏切り、嘘をつくものだと知っている。全てを信じて裏切られたときの痛みを知っているんだろう。だからニャンコ先生と裏表なく言い合ったり、柊の身体を心配したり、自分の身を曝け出すかのような夏目のことが、心配なんだろうと思う。でも、無邪気で無鉄砲な、不用心でまっさらな子供に、どう声を掛けるべきか、わからないのかもしれない。

そして子供は手痛い目に遭う。
名を返して貰えれば山に帰るという妖怪に、名前を返した途端、襲われてしまう。その一方で、間一髪、夏目たちを救ったのは、以前夏目が助けたとある妖怪でした。

妖怪だって簡単に嘘をつく。裏切る。
妖怪だって恩を感じて借りを返そうとする。
大切なのは、そのどちらも夏目が自分から動いてこそ、発生した事象だということ。良いことも悪いことも。

本当の自分を知られるのは怖い。
幻滅されたり嫌われたり、怖がられたり、拒絶されるのは痛い。
それでも、自分の本当の心を知って欲しいと思う人たちがいるなら、いつかきっと話せるときがくるはず。今回の一件で友人帳に気づいているはずの名取は、あえて黙っているし、夏目が話す気になるまで、(田沼と同じく)待ってくれるのかな。ニャンコ先生に対する10分の1でもいいから、飲み込んできた言葉を出せる日がくると良いな。


ニャンコ先生がだんだんマスコット化してきてる。
とんだ食欲魔人だし(笑)

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2009年01月24日

続 夏目友人帳 第2話

(2/5に書きました)
えっちらおっちら観てますよー。

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続 夏目友人帳
第2話「春に溶ける」


しばの原には二体の守り神がいたが、今は一体の狛犬の石像が立つのみ。ニャンコ先生と薬草を探しにやってきた夏目に、狛犬から立ち上がった黒い影が襲い掛かる!


残された狛犬の玄は、魔封じの木から解き放たれてしまった悪霊を祓いたいという。しかしその悪霊は、片割れの狛犬・翠が悪霊化していたものでした。
これまで悪霊としてとはいえ、封じられて木を拠り所として翠が安定していたときなら、玄も黙っていたのでしょうが、木が切り倒され悪霊として害をなす翠の姿に、居ても立ってもいられなくなったんでしょうか。
翠を救いたいという玄に、夏目は力を貸そうとします。

「一人はいやだ」「自分はなんの役にも立たない」
寂しさのあまり自らも悪霊化しかけている玄に、夏目は「お前は一人じゃない!」と必死に声を掛けます。俺は玄のことが好きだからと。誰かに存在を認めて貰うこと、必要だと思われることの重さを、(無意識なのかもしれませんが)必死に伝えようとする夏目。彼自身がずっと言って貰いたかった言葉だったのかなと思うと、涙腺が緩んでしまった・・・。

二体で一対。
玄と翠は、互いを必要として大切に想っていました。
ところが、翠の石像を壊して二体の関係を絶ったのも、魔封じの木を倒して、悪霊の翠を解き放ってしまったのも人間でした。もし人間に二体の声が聞こえていたら、未来は違っていたかもしれない。けれど「もしも」はない。誰が悪いわけでもない。だから夏目は、今できることを精一杯しようとしたんだろう。ひどい邪気に当たろうが、翠の手を放さなかったのは、引き離してしまった二体を、なんとかもう一度引き合わせたかったからでしょうか。まあ、そんな教訓めいた話でなくとも、無意識のうちに、玄の寂しさや翠の痛みを、少しでも取り除けたらと思ったのかもしれません。

新しい出会いと、すぐにやってくる別れ。
それらを大事にしていきたいと言ったのは、前回のラストでしたか。
そして今回夏目は「強い先生が思ってるほど、俺はまだ別れには強くないんだよ」「だから、大切だと思ったことは大事にしていきたいんだ」と言います。
いつか必ずやってくる別れ・・・この作品の全体に漂う切なさは、やはりそこからきてる気がしますね。そしてそれを覆うかのように、そこかしこに配されたやさしさが涙腺を刺激するんだろうな。

たとえば、溶けそうだったからと、雪うさぎの玄を冷凍庫に入れておいてくれた塔子さん。この人のこういう自然体なやさしさが、夏目の受けた傷を、本人も気付かないうちに癒してる気がします。


ところで、冷凍庫にパンパンに入っていたアイスクリームの箱。
気になりますw
夫婦で真冬にアイス?
アイス大好きな夏目パパも萌えるけどwww
夏目のために買い揃えてあるとかだと、もっと萌える。子供にはアイス!みたいな。塔子さんにとって夏目はちゃんと「子供」なんだよー、実は夏くらいに買っておいたのに、夏目が食べるって言ってくれなくて、ずっと残ってたり・・・したらいいなあ。

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2009年01月19日

続 夏目友人帳 第1話

(2/1に書きました)
ようやく二期視聴始めました〜。 

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続 夏目友人帳
第1話「奪われた友人帳」


ある夜突如現れた黒いニャンコ。ニャンコ先生そっくりの猫は、友人帳を奪って消えてしまう。あとを追った夏目とニャンコ先生は、森の妖怪たちの集まる姿を見かけた。

前々期放送された夏目友人帳の続編、というよりは、第14話という感じでしょうか。いつもの夏目が帰ってきたなーという印象。掛け合いを見せる夏目とニャンコ先生のやりとりや、友人帳の設定など丁寧に提示されていました。それでいて黒ニャンコ、森の妖怪たち、夏目と三様の考えも含め、しっかり人情味溢れる展開を描く。いつもの夏目友人帳でしたね。

とはいっても、それでは、わざわざ期を分けた意味がないわけで。
興味深いのは、一期のOPEDは夏目とニャンコ先生が揃って描かれているカットが多くて、他者が介入する余地がありませんでした。ところが今回のOPもEDもともに、他の人間や妖怪たちが描かれ、関係の多様化を感じさせます。

難しいことはアレとして、作中夏目が言った言葉が印象的。
「幸い俺にはお前の言葉が聞こえるよ。ここに居る妖のも。そして人の言葉もだ。隔てなく。これは力になりはしないだろうか?」
前期最後でも友人へ一歩踏み出せなかった夏目が、これからなにかできることはないだろうかと、自分自身に問い掛けるような言葉に、正直ジーンときました。これから向かおうとする困難を思うと。

人間の一生など、妖怪にとっては「あっという間」です。
主様リオウは、人間が好きだからもう人里には降りないと言う。一瞬の触れ合いとひとときの愛しさを、別れで終わらす悲しみを知るくらいならと思ったのかもしれません。

夏目は言います。
「束の間の出会いと別れ、その刹那を一つ一つ大切にしていきたいと思う」
友人帳を巡っての妖怪たちとの一期一会と、リオウが感じたひとときの時間は同じものなんじゃないか? 悲しいことにならないように回避するのではなく、大切にするためにもう一歩踏み込んでみよう、そう思ってくれているといいな。藤原夫妻に悲しい想いをさせないために黙っている・・・よりも、もっとお互いにとって良い方法が見つかるかもしれない。そんな希望を持って、見続けたい。


それにしてもニャンコ先生は・・・正月太り、だよなああ
ぽってり感、絶賛増量中☆

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2009年01月15日

夏目友人帳 第13話(最終回)

(1/25に書きました)
※一期の感想デスヨー。
なんとか最終回! これで二期が観れるー! 

夏目友人帳 1 【通常盤】 [DVD]

夏目友人帳
第13話「秋の夜宴」


ニャンコ先生が妖怪だと田沼にバレてしまった。訳を尋ねる田沼に、夏目は訳を話すことができない。

「お互い気を遣いあってるなんて、家族じゃないだろ?」
滋さんの言葉がすべてな最終話でした。

人気のあるところで妖怪と話していると気味悪がられるぞという柊の忠告に、夏目は自分には見えているんだから構わないと返す。始まった当初は、この力のせいで辛く悲しい出来事に遭ってきた、と思っていた夏目が、妖怪と妖怪、妖怪と人、人と人、男女、種族間の関わりを通して学んだ結果でしょう。

田沼や藤原夫妻に事情を明かさない理由。
それは前回の感想に書いたままなのですが、さらに夏目が一歩引いた状態であると同時に起きている周囲との摩擦が、今回改めて描かれました。

庭に見えた池のこと、ニャンコ先生のこと、田沼は夏目があえて口にしない意味を察しながら、ずっと夏目の胸中に踏み込めずにいます。友人でいたいと言いながら本音を話さない夏目に、寂しさを感じながら、それなら自分から問い質すような真似はしないように、自分も一歩引いた場所から接していよう、夏目が無理をしないように・・・そんな風に田沼は思っていたかもしれない。夏目の態度が、田沼にそう感じさせていたということ。

委員長がここまで「幽霊が見える(かもしれない)夏目君」に拘るのも、まあ、彼女のパワーによるところが大きいんでしょうが、夏目自身が強く否定してこなかったことも一因でしょう。

摩擦、というより、非接触問題?
本当の友人、本当の家族とはなんなんでしょうか。レイコが「友人帳」と名付けた意味を、夏目はこれまで考えてきたはずです。使役するだけの関係、使役するでなく忘れ去られてしまった(ような)妖怪もいました。一方的な友人帳の在り方に、夏目が疑問を持つよう、ストーリーは組み立てられています。これら経験から、彼が自分自身の問題と照らし合わせて考えてきけるようになれば・・・。そのあたりは二期へ、ということかな。

ちなみに子狐やニャンコ先生と一緒にいるときの夏目が、とても活き活きしていることに、田沼は気付いてしまったかもですね。それでも無理やり入ってこようとしないのは、田沼の優しさでした。夏目もそれに気づいているから黙っていたわけですが、田沼は思い切って「池」のことを切り出しました。今回はまだ相手からの踏み出しで終わってしまったけれど、二期には、人前で心から笑う夏目が観れるといいな。

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2009年01月12日

夏目友人帳 第12話

(1/25に書きました)
※一期の感想デスヨー。

夏目友人帳 1 【通常盤】 [DVD]

夏目友人帳
第12話「五日印」


森で出会った妖怪喰う妖怪・邪気によって、夏目は呪いを受けてしまう。

藤原夫妻に影響が出ないよう、邪気から逃げ切るため、一人立ち向かう決意をする夏目。ニャンコ先生に言われ、友人帳を使ってミスズを呼び出す。ミスズの紹介で現れたヒノエから邪気を払う方法を聞いたり、始めての友人帳有効活用なお話でした。

「人間が好きなんだね」とヒノエに聞かれて、前は苦手だった、でも今は優しい人たちに触れて自分も優しくしたいと思っていると夏目は答えています。以前は「嫌いじゃない」と言っていたところが、今では大事なものを守りたい、迷惑をかけたくない・・・藤原夫妻に対する想いに満ちています。

しかしそれは一方で、大切な人たちに嫌われたくない、自分も傷つきたくないと言っているようにも聞こえます。休日友人と出かけるための弁当作りなんか頼んで、迷惑に思われるんじゃないか? 急に友人の家に泊まるなんて言って、心配かけるんじゃないか? 気を使うことは決して悪いことではない。けれど、本当にわかり合いたいと思うなら、やさしく穏やかに接してるだけでは成り立たないのではないだろうか。前回のように大喧嘩したり、普段からズケズケと言い合っているニャンコ先生と、息もぴったりな関係を作れたのは、そういうことなんじゃないだろうか。

ヒノエとの特訓で疲れ切った夏目が「帰りたい」と呟くシーン。
誰にも漏らさない本音を独り言のように呟く夏目。夏目が帰りたい、と願った場所は、暖かく安心できる場所・・・。ラスト、藤原家に戻った彼の「帰ってきたんだ」というモノローグによって示されます。藤原夫婦の差し伸べる手と取ることに躊躇っていた夏目が、ようやく、ようやく自分の居場所として藤原の家を認めました。親戚中をたらい回しにされた辛い過去を、なんとか飲み込んだと言えるかもしれません。


そして、帰ってきた夏目を叱る塔子さん。
夏目の身を心配していたが故の言葉が身に沁みた。
本当に家族になったんだと思える、本当に素敵なシーンでした。
でもしばらくは夏目ってば、照れてなかなか本音を言えないんだろうなあ(*´д`) あ、えと、とか、言えなくてもごもごして、やっぱりいいです!みたいな〜。塔子さんも滋さんも、そんな夏目を優しく見守ってる。あーいいー。

ちなみにミニサイズのニャンコ先生登場!
このサイズならイタズラもできなさそうだし、食費も浮くし良いなー。
ミスズはやっぱりいい声だあ。うん。


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2009年01月11日

夏目友人帳 第11話

(1/25に書きました)
※一期の感想デスヨー。

夏目友人帳 1 【通常盤】 [DVD]

夏目友人帳
第11話「ニャンコ徒然帳」


夏目とケンカをして、藤原家を飛び出してしまったニャンコ先生。

冷蔵庫のエビを勝手に食べたり、友人からCDを割ってしまったり、やりたい放題で悪びれないニャンコ先生に、夏目は思わず「出て行け!」と怒鳴ってしまう。売り言葉に買い言葉、「夏目の不良!ハゲ!ホワイトアスパラ!」捨て台詞とともに、ニャンコ先生は飛び出してしまう。

人間の姿になって、夏目の同級生の西村・北本にご飯を奢らせたり(しかもファミレスの全メニューw)、ゲーセンを奢らせたり、八ツ原の妖怪たちの自分への陰口を聞いて八つ当たりをしたり、大きな力を使って好き放題。本来は由緒ある上級妖怪のはずなのに、悲しいかな、そこには威厳の欠片もありません。あるだけの力を、本能のまま使う、それは妖怪本来の姿なのでしょうが。

「弱い者は嫌いだ」
そこへ知己の妖怪がやってきて、友人帳を狙うというのを、妖怪の姿に戻って争ってまでニャンコ先生は止めようとします。大きな穴に一緒に落ちた少女を、安全な場所までこっそり連れて行く。
ニャンコ先生は「弱いのに誰かのため、なにかのために力を出す、行動を起こそうとする人間の無意味さ」が理解できなくて、苛立っていたのかもしれない。なのに知らないうちに自分も同じような行動を取ってしまっている。力のない夏目の姿から得た、ニャンコ先生の変化でした。そして、それをニャンコ先生自身も楽しんでいるようです。

これまで夏目の視点で、彼が変化していくさまが描かれてきましたが、今回はニャンコ先生の変化に焦点を合わせた話でした。また、塔子さんはニャンコ先生のためにご飯を用意してくれているし、滋さんはいないと寂しいと言ってくれる。藤原家の中ですでにニャンコ先生の居場所が出来ている証。藤原夫妻が自分の居場所であると同時に、ニャンコ先生の居場所だということに、夏目が気づく大切な回だったかもしれません。

ラスト、夏目の名を嬉しそうに呼ぶニャンコ先生の声を聞くだけで、語るまでもないでしょうけどね(笑)



ところで、どうみてもニャンコ先生は食べ過ぎです。
始めこそぷよぷよな感じがちゃんと出てるなーって思ってましたけど、今回はどう見ても「ぼよんぼよん」でした。不貞腐れて歩く後ろ姿は、どこの横綱かとwww もうちょっと食事制限を。つか深酒をやめればいいと思うヨ!


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2009年01月10日

夏目友人帳 第10話

(1/22に書きました)
※一期の感想デスヨー。

夏目友人帳 1 【完全生産限定盤】

夏目友人帳
第10話「アサギの琴」


「お前の身体を頂く」 病に侵され、琴が弾けなくなった妖怪アサギを救うため、妖怪アカガネが夏目の前に現われた。

礒月と呼ばれる土地で、壬生神の元、琴を奏でていたアサギだったが、身体が土のように乾燥して崩れていく病に罹り、琴が弾けなくなってしまった。そこで傘持ち役だったアカガネが、彼女に琴を弾かせてやるため、夏目に体を貸してくれと言う。

壬生様の前で醜い姿を晒してしまい、琴も弾けず礒月を飛び出したアサギ。壬生様の前でもう一度琴を弾かせてやりたい。それが、アカガネの願いでした。アサギもまた同じく琴を奏でたいと思っているのだけど、それはここまで尽くしてくれたアカガネへ想いを伝えるための、アカガネにだけ伝えたい音だった。不器用な男と、黙って琴を奏でる女。しかもアサギと同化した夏目は、彼女の衰弱具合から先は長くないと、気付いてしまう。

「おれはいつまでここにいられるだろう・・・」
藤原家を大切に思えるようになった夏目が、ふと漏らした言葉。
アサギは追い出された訳ではないと言うけれど、自分だっていつまでお世話になっていられるのか、いつか出て行かなければいけないと、不安を拭いきれないのだ。心を許す許さないの次元でなく。
居場所を失くし壬生様に拾われ、その居場所すら飛び出してしまったあと、アカガネがついの居場所になったアサギを見て、夏目はなにを思っただろう。ごはんよーと呼ばれて、食卓に向かう。そしてニャンコ先生がいて。そんな日常の尊さを、噛みしめているかもしれない。


なんといっても今回は、アサギと同化した夏目の美人っぷりデス!!
ひょっこり出てくる能登さんの美少女声が、輪をかけて面白かった(ぇ
妙な色香に戸惑う男子。ふんわりBL風味w
健全な高校生をたぶらかしちゃイカンよー。田沼も、頬染めんなwww 
ニャンコ先生には不評でしたけど、アカガネとのツーショット結構好きです〜。

アサギの影響から、体調不良なアンニュイな夏目も良かった!
なんつーか・・・(アサギが美人だったのもあるんだろうけど)夏目って元々作りが良いですよね。名取にも負けないくらいキラッキラ☆してたもん(笑)

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2009年01月09日

夏目友人帳 第9話

(1/22に書きました)
※一期の感想デスヨー。

夏目友人帳 1 【完全生産限定盤】

夏目友人帳
第9話「あやかし祓い」


表では俳優、裏ではあやかし祓いを行う名取周一。
彼は夏目と同じ「仲間」だという。

力のせいでかなり辛い境遇を経て大人になった名取は、夏目にとって、初めて出会う同じ力を持つ人間。しかし彼は、妖したちを傷つけ排除しようとする姿勢を見せ、そのことに夏目は大きく反発する。妖したちにも事情があるのだからと。

ニャンコ先生が言うとおり「夏目は妖しびいき」
これまで夏目が、妖しに一定以上の理解を示してきたからこそ、このタイミングでこういった人間が登場する意味を考える。

蔵に繋がれた妖しを退治するか、うまくいけば繋がれた縄だけ絶って妖しを解放できるかもしれない。名取のとった作戦は、繋がれたままではかわいそうだという思いを前提にしていて、うまくいけば「生かせる」というだけだった。夏目が言った「妖し側の事情」も同じだ。妖しは名取になら祓われても良いと思っていた。事情を知って「なんとかしたい」と思ったのは夏目自身だ。

これまでのほのぼの路線に冷や水をかけるような名取の存在だが、彼だって、夏目と同じような境遇で苦しみ(しかも夏目にとってのニャンコ先生のような存在もなく)一人で戦ってきたはずだ。理想を掲げる夏目の一種子供のような想いに、心当たりがあるからこそ、過去の自分のように感じて、夏目の元を訪れたんだろうと思う。そう考えると、これから大きくなって、さらに過酷な世界に放り込まれるだろう夏目にとっては、名取こそ必要不可欠な存在なのではないだろうか。

同じ環境、境遇にいようが、経験しようが、まったく同じ考え方になることなんてないんだ。名取の式神?化した妖したちの気持ちが、夏目にはまだ理解できない。それこそ、人間と妖しでも違うということ。違いを認めることから始まるとも言える。これまで妖しだろうが人間だろうが同じだ、というテーマから、一歩踏み込んだ展開。


石田さん演じる名取の声が、なんともイヤラシイ。
含みがある声がぴったりですね。

柊のひとみが薄い水色だった。すごく綺麗だったなあ・・・。前回のキヨといい、お面からチラ見する素顔がすごく美人でびっくりする。ニャンンコ先生も・・・期待していいですか。wktk

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2009年01月08日

夏目友人帳 第8話

(1/22に書きました)
※一期の感想デスヨー。

二期が始まってるというのに、あえて一期のレビューをUPしてみる。
実は視聴もずーっと止まってまして(汗)
二期が観れないため、チマチマUPしていくことにしマシタ!
なので原作新刊もまだ読んでませんー。

夏目友人帳 1 【完全生産限定盤】

夏目友人帳
第8話「儚い光」


妖怪が見えなくなった男と、彼と親しかった妖しの話。

自分もいつか(妖したちが)見えなくなるかもしれない。
そう考えたとき、夏目の口から零れたのは「嫌だな」だった。
これまで苦労してきたのは不思議な力のせいで、それから解放されることが望みだったはずだった。だから無意識に零れた言葉に、夏目自身が驚いた。ただそれは「なにから」解放されたかったのか?という問いかけの始まりであるように思う。

章史に寄り添うキヨの姿と、キヨが見えず感じることもできず毎日ただ沼を見つめ続ける章史の姿が、切ない。
これまで自分の力をひた隠しにしてきた夏目が、章史に打ち明けるには相当の覚悟がいっただろう。当初の夏目からは想像もできないほどの変化だ。そしてなにもできないことに気づく。

自分の力を認め、なにかできることがあるのではないか、と思って初めて、「なにもできないこと」に気づけるのではないか。この作品は夏目のモノローグが多用されている。平易な言葉で語られる内容は、思わず聞き流してしまいそうになるくらいだけど、このモノローグでさえ、夏目の意識無意識に関わらず、ほんの一部でしかないとわかる。


猫ころし(お酒)をすするニャンコ先生。
よりによってその名前か。

キヨに名を当ててみろと言われたニャンコ先生と夏目の回答は、「お面」「長髪」「ちぢれ麺」。「沼女」はまだしも、それ外見だけじゃねーかwww 思考回路が似てる二人でした。

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2008年09月14日

夏目友人帳 第7話

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夏目友人帳
第7話「子狐のぼうし」


学校での合宿先の森で妖しにいじめられる子狐を助けた夏目。


母狐を失くし孤独だった子狐は、自分と同じ孤独の匂いを感じた夏目が気になる。級友たちと談笑する姿を遠目で見て、「なんだか嘘っぽい」と感じて、もしかして夏目はただ人間に化けているだけなんじゃないか?と思う。

エピソードとしては行ったり来たりするので若干まとまりにかける感じでしたが、テーマがわかりやすい分、ラストかろうじて繋がりましたね。

合宿先近くの窯元で茶碗を受け取ってきて欲しいと頼まれた夏目は、とても嬉しそうな表情でした。ニャンコ先生に気持ち悪いとまで言われるほどの喜びようです。それは、人に頼られる=自分が必要とされていることへの嬉しさからです。

孤独だった子狐も同じでした。「友人帳に名前を書いて貰って子分にして欲しい」 役に立つことで自分の存在を肯定して欲しい。自分はいらない存在なんかじゃない。不安があるから裏返して、必要とされたときの繋がりに安心する。

ところが、それは本当の繋がりとはいえないんじゃないか?
茶碗を持ち帰り満足する夏目に、義父の滋さんが三つの茶碗を示して、ひとつは夏目のものであると伝えます。役に立てたことが重要なのではない。頑固な夏目に対して、滋さんは目に見えるもので「家族の絆」を見せようとしてくれた。

森を出て夏目を追い掛けてきた子狐の姿に、「俺は寂しくても、踏み出すのが怖くて何とかしようなんて思わなかった」と思う夏目。委員長の回もでしたが、今回の子狐も、形に関係なく自ら一歩前に進もうとしている。夏目にとっては「だから色んなことに気づけなかったのかもしれない」と気づけたことが大きい。

今回冒頭で滋さんに見せていた困ったような表情と、後半、家族三人同じ茶碗で食卓を囲む姿と、その差は歴然。たった30分のエピソードでここまでまとめたのは、本当に凄い。原作では細切れのイメージだったのを、本当に丁寧に作ってくれたと思います。

あと矢島さんの男の子声ですが、やっぱかわええ・・・!
お兄ちゃんっぽい夏目も新鮮でしたね(笑)
ラスト電車シーンの表情が凄く好きです。

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2008年09月06日

夏目友人帳 第6話

(9/8にUPしました)

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夏目友人帳
第6話「水底の燕」


夏の日ダムに釣りに行った夏目は、干上がったダム底から姿を現した村で、妖しにとりつかれてしまう。妖しの名は燕、会いたい人がいるのだという。

燕が「温かくて優しいものが好き」というように、夏目の一生懸命さに思わず協力してしまうタルサルとニャンコ先生。
人間の谷尾崎さんには燕の姿は見えなくて、人間になれる浴衣を着た燕とは初対面であったはずで。でも彼女の嬉しい気持ちは伝わったんだろうなあと。写真に残してくれるほど。

燕はきっと雛鳥のとき妖しになったもんだから、目が見えないんだろう。だから匂いや温度に敏感で、温かいものや優しさにも人一倍敏感なんだと思う。正の部分だけでなく負の部分にも感受性が高いはずの彼女が、それでも人間を嫌いならなかった。彼女の求めていたものを知る。

原作既読なので、事情を知っているだけに、今回は序盤から泣いてしまったよ・・・手を繋ぐシーンとか反則だわ・・・。言葉足らずのところも、燕にはお見通しだよ、もう(泣)
で次が子狐とかね・・・。

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2008年09月02日

夏目友人帳 第5話

気づいたらもう9月ですね・・・。
(9/8にUPしました)


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夏目友人帳
第5話「心の切符」


喧嘩別れしたサントとミクリを引き合わせようと、ニャンコ先生とともに夕暮れの線路を歩く。

サントとミクリの妖し同士と、同級生二人の喧嘩に戸惑う夏目。
対比はもちろん、夏目が彼らを通して得た変化をうまく出せた回だったなあと思います。サントとミクリの掛け合いも微笑ましい。結局助けに入ってしまうニャンコ先生も苦労するなあとか(笑)

当人たちにしか通じないこと、人間同士、妖し同士に大きな差はない。触れた気になっても、「ごっこ」ではわからないことばかり。レイコの意識を感じて、彼女を知ったような気持ちになっても、まだほんの一部でしかない。親友、親子、恋人、名前はどうであれ、言葉以上のもので夏目が繋がれるものは、これからどんなものになるだろう。知りたい、と思える相手が、レイコさん以外にも現れるように。

そういえば「レイコは」「レイコは」ってニャンコ先生、ずいぶん意味深でしたね。レイコさんのことは何でも知ってる、って言い方は、きっと今回成長した夏目には、二人の仲の良さ・深さに聞こえただろうなー。複雑・・・。反面、ニャンコ先生の見てる(見てた)レイコさんも彼女の全てだったんかな?とか深読みしたくなります。

ところで、地霊に解放されたミクリが戻ってきたのが、また謎だった。
ここまで良い話が多かっただけに、そのあたり若干あやふやな気もしてきた・・・。名前を返したあとのこととか。これから返還後の妖したちも出てきたりして、展開の間口が広がると思うけど。

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2008年08月01日

夏目友人帳 第4話

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夏目友人帳
第4話「時雨と少女」


妖しになった神様のお話。
人間の信仰心によって神様と呼ばれるようになった妖し「露神」が以前登場しましたが、今回登場した「時雨」は、もともと招福の神様であったのが、欲深い人間と関わり変化してしまった妖しでした。

自らを不浄のものとされ、棲家まで奪おうとする人間を嫌い、夏目の同級生たちを連れ去る時雨。特異な力により異端視され親戚をたらい回しにされてきた夏目。夏目は「お前人が好きではないだろ?」というニャンコ先生の言葉を否定しませんでした。それほど二人はとてもよく似ています。

同級生たちを助けるため、夏目はなんとか時雨を説得できないか考えます。委員長から妖しになった神様の言い伝えを聞き、自分と重なる部分を感じたのか。

けれど本当は。
本当は人間が嫌いなわけじゃない。

今回クラスの肝試し大会に参加したように、夏目だって人間との関わりを拒絶しているわけではないのです。幼い頃の夢を見てうなされるのは、拒絶されることに対する苦痛や悲しみがあるからでしょう。
そしてそれは時雨も同じ。毎日通ってくる委員長に姿を見せなかったのも、不浄な姿を見せれば恐れ拒絶されるのではないか? 不浄な己が触れては穢してしまうのではないか? という複雑な想いあったから。人を身勝手な生き物だと遠ざけながら、それでも、諦めきれない想いがある。

「交差しようとする心が見えたよ」
消える間際、委員長に触れていった時雨を見て、夏目はなにを感じただろう。そして、忌み嫌い恐れるのではなく、一歩でも近づこうとする委員長の姿に、希望を感じてくれれば良いなと思います。


ところで、女子高生に化けたニャンコ先生が結構可愛かったです。
でもガニ股はいかんよ!ガニ股は!w

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2008年07月23日

夏目友人帳 第3話

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夏目友人帳
第3話「八ツ原の怪人」


視て聴いて話せること。触れ合うことは人間も妖しも同じ。
友人帳での名前返しの中、妖怪たちを退治して回る人間の話を聞いた夏目は、その人物と話をしてみたいと思うようになる。

前回の露神の件から?夏目の心境に変化が見られます。
心を触れ合わせるのは人間と妖しに差別はないと。清めの一波によっていなくなった妖したちの無事を聞き、安心するのも、自然に零れた言葉だけにその兆候が現れています。

視える力の重要性は、今度の件でさらに発展をみせます。
法力(妖しを祓う力)を持ちながら視れない田沼父。感じる力だけでハッキリ視ることも祓うこともできない田沼。視えないから力を発揮することに躊躇しないのだろうと想像する夏目。清めの力を使うことを一方的だと思うのだけど、相手と話して初めて、相手の意図を知る。彼が悪意を持って(楽しんで)行っていたのでないことを知るわけです。結局のところ、人間でも妖しでも、話をしてみないと本当のことなんて、なにもわからないんだよと。

視えないものは存在しないことと同じで、存在しないはずのものを視る夏目は、周囲の人間からすれば畏怖と拒絶の対象になる。そうして彼は孤立してきた、んだけど、どうやらそれだけが原因ではないんじゃないか?というのが、今回の気づき。幼い頃親しくなった相手が、妖しだと気づいたときの拒絶は、まさに夏目自身が受けていた、周囲からの拒絶と同じものだったんじゃないか?という点。

本来ならここまでの成長過程を描くのが物語りだと思うのですが、夏目はまだまだここからのようです。視える視えないにこだわってきた彼が、視える自分が「何をするのか」と考えに到る。ラスト、自分と似たような立場にいる田沼に、夏目から声を掛けたのは、彼が自ら最初の一歩を踏み出した証。

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2008年07月16日

夏目友人帳 第2話

夏目友人帳
第2話「露神の祠」


夏目の元にある日、身の丈10数センチの小さな妖が、名を返して欲しいと現れた。ところがその妖の名が書かれた紙と、別の妖のものが、くっついてしまっている。名が書かれた紙は妖自身の身も同じ。無理に破る訳にもいかず、もう片方の妖を探すことになる夏目だった。


夏目は、幼いときに両親を亡くし、更に親戚中をたらい回しにされ、と悲劇的な人生を歩んできました。今回彼が悪夢の中で呟いた「一人はさびしい」「一人は苦しい」は、露神の心情と同時に、夏目自身の心の叫びなのでしょうか。

夏目の孤独の根は深い。
妖を視ることで人間の側からも孤立し、その孤立が妖たちへの拒絶にも繋がっています。だからこそ、人間の側で穏やかに暮らしたいという願望が強い。ところが夏目はその感情を表に出しません。今回2話目にしてこの台詞は、含むところが多いので重要だと思っています。

冒頭、やってくる妖たちに順々に名前を返す生活が描かれています。名を返すには力を使うため、終えるとぐったりしてしまうのに、友人帳を奪おうとやってくる妖たちも絶えないのに、彼は名の返却をやめません。それは祖母が何故「友人帳」と名付けたのか知ったからなのですが、前回夏目が言ったように、妖たちとの交流は、同じ力を持ち・同じものを視た祖母との接点でもあるからでしょう。わざわざ露神の祠まで行き、開放の方法を提案するくらい、夏目の中で「同じものを視ること」は特別なことなのでしょう。人間でも妖でもこだわらないほど。

妖たちに名前を返すとき、祖母レイコと彼らの記憶を感じ取る夏目は、今回、自身の力の重要性を少し感じたかもしれません。露神を信じるハナさんと、ハナさんを見守る露神は決して触れ合えませんでした。消えてゆく露神に夏目が触れたようには、二人はできなかったのです。勿論、触れ合わずとも(互いの一歩通行であっても)確かに二人には交流があったわけですが、相手を視て・相手の言葉を聴く力は決して不必要なものではない、と少しくらい感じてくれているといいな。

それにしても人々に忘れ去られていったススギと露神。
名を返され山に帰っていったススギと、唯一信仰を続けてくれた人の死と同時に自らも逝ってしまった露神。孤独と情愛、このあたりはさすがに胸が苦しくなりますね。アニメだと一方的な描き方になってしまうんじゃないかと不安だったんですが、余計な心配だったようです。まあ夏目は、山に帰ればススギにも仲間がいるって話、疑っているようですが。露神は消滅しちゃいましたが、彼らにも帰る場所があるんだと、夏目が妖側に傾き過ぎないようストッパーになっていますね。

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